2018年5月18日金曜日

シルクロードの旅(2)衣食足りて礼節を知る


 中国が大きく変容していると感じたことを、もう少し付け加えておこう。
 町や街に、ゴミが落ちていない。十年前に行った四川省の成都もそうだったが、昨年行った大連や瀋陽などでも、紙のゴミが散らばり、程度の差はあるが、あまり政経つとは言えなかった。ところが今回、蘭州などの都会はもちろん敦煌などの町も、陽関という辺境の地でも、ゴミが落ちているという印象がなかった。肝入りの観光地である莫高窟などではディズニーランドのようにゴミを拾って歩く人がいて、始終片づけている。新幹線もそうだ。車掌とは別の清掃係が手早く(私たちの使った紙やプラスティックなどを)袋に入れて回る。何度も床をモップで拭いて廻っていた。

2018年5月17日木曜日

シルクロードの旅(1)あなたの小一歩は文明の大一歩


 中国シルクロードの旅から帰ってきました。訪ねたのは、甘粛省の省都・蘭州から、西の端・敦煌の先、新疆ウイグル自治区との境界辺りまでです。といっても、中国の省の位置なんかわかりませんよね。私もそうでした。大雑把に言うと、中国の北にモンゴルがあります。そのモンゴルの東の方は中国東北部、モンゴルの東南の方は、中国の内モンゴル自治区。モンゴルの中央部ゴビ砂漠と境を接しているのが甘粛省です。甘粛省の西側には新疆ウイグル自治区という広大な「西域」があります。その広さはヨーロッパと同じ面積というのですから、ちょっと私などの空間認識では計り知れません。

2018年5月7日月曜日

飛ぶ鳥「あとのことは良しなに」


 明日午後からシルクロードへ向かうというので、それなりに慌ただしく「世俗のこと」にかまけてきた。1月末に「次期理事長候補」を引き受けてから3ヶ月余、「現理事会」や「現修繕専門委員会」の「傍聴」をしているうちは、まだよかった。押し寄せる「世俗の臭い」を嗅ぎつつ、身構え方を考える余地があった。ところが4月の後半になって「引継ぎ」の実務に移ったから、「現理事からの引継事項」を受け取り、「次期理事候補」の方々への引き渡す仲立ちをすることになった。もう「臭いを嗅ぐ」などと悠長なことは言っていられない。「受け継ぎ方/引き取り方」の感触を吟味しながら、この方は「お役目だから仕方なくやっているのか」「余計な心配をしているのか」「むやみに一所懸命だが、何か意図するところがあるのか」などと、いらぬこともやりとりの中に挟まってくる。それが煩わしくも愛おしくなりもする。

2018年5月5日土曜日

自画像を描き出す宮部みゆき


 先月の「ささらほうさら」月例会で、「宮部みゆきの世界」を聴いた。講師のnkjさんに触発されて『孤宿の人』を読み、『楽園』を読みすすめていると昨日記した。今日、読み終えた。「宮部が一番気に入っている作品」と聞いたから、どこがそうだろうと考えながら読んだ。じつは読みはじめたときに、(あれっ、どこかで読んだかな)と思った。ストーリーの展開に、既視感というか「おぼえ」があった。だが読んだとすればブログの記録にあると考えて、2014年までを探してみたが、見当たらない。ま、ま、二度読んでもいいではないかと思いながら読みすすめたわけだ。

2018年5月4日金曜日

区切りをつけて「じぶん」をまとめる


 今日は「休日の狭間のお休み」だと思っていた。いつのころだったか、働きすぎを押さえようと休日を増やした。そのとき(名目はどうでもいいから大型連休が途切れないように「狭間を埋める休日」をつくったと、私は思っていた。ところがカレンダーをみると「みどりの日」となっている。えっ、みどりの日は4月29日、昭和時代の天皇誕生日だったんじゃないか。と一枚カレンダーを繰り戻してみると、そちらは「昭和の日」になっている。いい加減だなあ、オレって。現役仕事から退職して日々是休日を過ごしていると、こんなふうになってしまう。

2018年5月3日木曜日

日々忘却の彼方へ


 「世俗に戻る」と昨日記した。来週の今ごろは甘粛省の砂漠の中を歩いているはず。大慌てで、帰国後の、新しい社会的役割を果たすべく、準備を整えているというわけであった。また他方で、シルクロードから帰ってきた三日後に、Seminarがある。じつは私がコーディネートしてきたSeminarの最初の約束である五年間は、今年の一月に終え、三月にはその「まとめ」のSeminarも片づけた。そこで終了にすればよかったのだが、元気なうちは継続しようという「提案」があり、なんとなく私も「活力」のひとつと考えていたから、「第二期」をやることになった。5月は、AIと人間とを対比させて、自動機械の方から「人間とは何か」を眺めてみようというSeminarである。

2018年5月2日水曜日

久し振りに俗世に戻る


 今月27日の「通常総会」から、いよいよ団地の理事長というお役目がはじまる。

 1月末に「次期理事」の顔合わせをし「役割分担」を互選で決めてから、(正副理事長候補というお役目柄)何度か「現理事会」や「修繕委員会」の傍聴も(慣行にあるから)行ってきた。(慣行とはいえ、なんで傍聴してんだ)と疑問に思うから、その様子を「傍聴記」として(議事録や広報紙に載ることとは別に)「所感」を記し、次期理事候補におくってきた。ウォーミングアップというか、引き継ぎをスムーズに行うため。あわせて、次期理事長候補はこんな人なんだと、理事候補の方々に受け止めていただくためであった。