2018年5月29日火曜日
シルクロードの旅(6)古い地勢と古びた感性の奇岩怪石の地
この旅の記録は、5/21の第五回いらいですから、8日間もご無沙汰しました。ま、その途中に、山が入り、山の疲労と新しい社会的お役目の神経戦が加わった身体トラブルで、ごちゃごちゃとしてしまいました。すっかりシルクロードのことは頭から抜けてしまっていました。でも、せっかっく行ってきたのですから、何とかメモ代わりになる程度のことは記しておかねばなりません。
2018年5月28日月曜日
私の神経戦ご報告(1)詰めが甘い
昨日午後、1時から5時まで「通常総会」が開かれ、理事が交代し、いよいよ私の「神経戦」がはじまりました。実の脚の動きは、日にち薬のようによくなって、どうにかストックをつかずに歩けます。
2018年5月27日日曜日
「神経」戦のはじまり
昨日は一昨日より少し良くなった感じがした。何しろ事態を書き綴ることができたのだから。冷蔵庫も空っぽになりかけたので、買い物にも出かけた。杖をついて、車に乗り、カートをつかんでゆっくり左脚を引きずる。「こりゃ(買い物は)無理だ」という店の駐車場での一昨日の感触は、感じなかったから、やはり少し良くなっていたのであろう。それでも、何かをしようという気が起こらず、ソファに横になって過ごした。体の持っていた熱も引いたらしく、半袖で寒くはなかった。でも夕方までは、今日も布団で寝るのは無理かなと思っていた。左脚の上部の炎症が残っていたように感じたからだ。
2018年5月26日土曜日
こうして山を歩けなくなる
山に行ったのは22日~23日。快適な山歩きだったことは、24日に記した通りだ。ところが、ブログにアップし、そのあと写真を添付して山の会の方々に送信しようと、ほぼ全体を仕上げた。送信は夕食後にでもしようかと、食事にとりかかる。じつはカミサンが海外へ出かけたため、一週間は独り暮らし。気分良く、焼酎のお湯割りを二週間ぶりに口にする。やはり中国甘粛省の稗の蒸留酒よりはうまいなあと、ご機嫌であった。
2018年5月24日木曜日
幸運の七面山
一昨日(5/22)から七面山へ出かけて来た。五日前の事前の天気予報は「両日とも曇り、降水確率40%、降水量0mm」。「行きましょう」と山の会の方々にはメールをした。ところが前日の予報をみると「22日…晴」「23日…雨、午前6時小雨、午前9時降水量1mm、12時降水量2mm」と後になるほど雨がひどくなる。「今年は梅雨の入りが早いかも」と追っかけるような報道も。まあ、22日に登って山頂付近のお寺に泊まり、23日は降るだけだから、早発ちをして温泉に入って汗を流して来ようと考えた。
2018年5月21日月曜日
シルクロードの旅(5)幻の湖・平山湖
張棭の街から車で1時間半ほどの平山湖大峡谷へ向かう。道路がまだ建設中とあって、作業中。舗装していないところや、片側だけ出来ていて、右や左へ車線を変えながら走る。着いたところも目下建設中。広い広い、ガラガラの駐車場の突き当りに高さ6メートルほどの凸凹で赤茶色の大岩が立ちふさがる。じつはこれが模造品。まるで撮影所のセットのようだ。その正面に「大峡谷」「平山湖地質公園」と大書してある。ガイドが私たちのパスポートをもっていって手続きをする。有料だが、「70歳以上は無料」とある。子どもや軍人、障碍者も無料だ。
シルクロードの旅(4)恵みの雨、雪景色
翌朝(5/10)、6時起床、7時の朝食を済ませ、7時半には蘭州のホテルを出発する。蘭州駅8時20分発のウルムチ行新幹線「車廂号」に乗る。これは2600km先まで行くが、私たちは約600km先の張棭で降りる。切符に名前が記載されており、ホームへ入るのに飛行機に乗るのと同じようなパスポートの提示と荷物のチェックがあった。中国人は一人一人に発行されるIDカードを持っている。日本の新幹線に較べると車幅が少し狭い。昨年、大連から瀋陽へ乗ったときは、座っていた客が(指定席券を持った)ほかの客が来ると席を立ち、また別の空いた席に座るという何だか自由席風の振る舞いをする人がたくさん見られたが、今回はそういうことはなかった。土地柄なのか、完全に指定席ばかりなのか、わからない。まるで飛行機のキャビンアテンダントのようなやわらかい制服を着て首にスカーフを巻いた乗務員が回ってきて検札し、下車時刻を一枚一枚に書き入れて、そして下車時刻が近くなると、やってきて声をかける。なんとも丁寧。座席はほぼ満席。ところがEさんが後ろの方の車両を見に行くと、ガラガラの車両もあったとのこと。車輛を一つひとつ満席にしていく切符の売り方をしているようだ。
2018年5月19日土曜日
シルクロードの旅(3)甘粛省の民俗的アイデンティティ
中華航空機で羽田を発った。まるで日本の鉄道のように「定刻」を気にしていると感じた。いつであったかどこかへ旅をしたとき、コーディネートしてくれた旅達者が「飛行機の出発というのは、離陸した時刻、到着というのは着陸した時刻」と教えてくれた。そのとき、(そうかなあ、機体が動きはじめた時刻じゃないのか)と思ったことを思い出した。だが中華航空機はまるで、コーディネータの言のように定刻の10分前に動き出し、午前7時20分に離陸した。これは乗り換えた北京でもそうであったし、帰りのときの蘭州空港でもそうであった。中国人も「定刻主義者だ」。
2018年5月18日金曜日
シルクロードの旅(2)衣食足りて礼節を知る
中国が大きく変容していると感じたことを、もう少し付け加えておこう。
町や街に、ゴミが落ちていない。十年前に行った四川省の成都もそうだったが、昨年行った大連や瀋陽などでも、紙のゴミが散らばり、程度の差はあるが、あまり政経つとは言えなかった。ところが今回、蘭州などの都会はもちろん敦煌などの町も、陽関という辺境の地でも、ゴミが落ちているという印象がなかった。肝入りの観光地である莫高窟などではディズニーランドのようにゴミを拾って歩く人がいて、始終片づけている。新幹線もそうだ。車掌とは別の清掃係が手早く(私たちの使った紙やプラスティックなどを)袋に入れて回る。何度も床をモップで拭いて廻っていた。
2018年5月17日木曜日
シルクロードの旅(1)あなたの小一歩は文明の大一歩
中国シルクロードの旅から帰ってきました。訪ねたのは、甘粛省の省都・蘭州から、西の端・敦煌の先、新疆ウイグル自治区との境界辺りまでです。といっても、中国の省の位置なんかわかりませんよね。私もそうでした。大雑把に言うと、中国の北にモンゴルがあります。そのモンゴルの東の方は中国東北部、モンゴルの東南の方は、中国の内モンゴル自治区。モンゴルの中央部ゴビ砂漠と境を接しているのが甘粛省です。甘粛省の西側には新疆ウイグル自治区という広大な「西域」があります。その広さはヨーロッパと同じ面積というのですから、ちょっと私などの空間認識では計り知れません。
2018年5月7日月曜日
飛ぶ鳥「あとのことは良しなに」
明日午後からシルクロードへ向かうというので、それなりに慌ただしく「世俗のこと」にかまけてきた。1月末に「次期理事長候補」を引き受けてから3ヶ月余、「現理事会」や「現修繕専門委員会」の「傍聴」をしているうちは、まだよかった。押し寄せる「世俗の臭い」を嗅ぎつつ、身構え方を考える余地があった。ところが4月の後半になって「引継ぎ」の実務に移ったから、「現理事からの引継事項」を受け取り、「次期理事候補」の方々への引き渡す仲立ちをすることになった。もう「臭いを嗅ぐ」などと悠長なことは言っていられない。「受け継ぎ方/引き取り方」の感触を吟味しながら、この方は「お役目だから仕方なくやっているのか」「余計な心配をしているのか」「むやみに一所懸命だが、何か意図するところがあるのか」などと、いらぬこともやりとりの中に挟まってくる。それが煩わしくも愛おしくなりもする。
2018年5月5日土曜日
自画像を描き出す宮部みゆき
先月の「ささらほうさら」月例会で、「宮部みゆきの世界」を聴いた。講師のnkjさんに触発されて『孤宿の人』を読み、『楽園』を読みすすめていると昨日記した。今日、読み終えた。「宮部が一番気に入っている作品」と聞いたから、どこがそうだろうと考えながら読んだ。じつは読みはじめたときに、(あれっ、どこかで読んだかな)と思った。ストーリーの展開に、既視感というか「おぼえ」があった。だが読んだとすればブログの記録にあると考えて、2014年までを探してみたが、見当たらない。ま、ま、二度読んでもいいではないかと思いながら読みすすめたわけだ。
2018年5月4日金曜日
区切りをつけて「じぶん」をまとめる
今日は「休日の狭間のお休み」だと思っていた。いつのころだったか、働きすぎを押さえようと休日を増やした。そのとき(名目はどうでもいいから大型連休が途切れないように「狭間を埋める休日」をつくったと、私は思っていた。ところがカレンダーをみると「みどりの日」となっている。えっ、みどりの日は4月29日、昭和時代の天皇誕生日だったんじゃないか。と一枚カレンダーを繰り戻してみると、そちらは「昭和の日」になっている。いい加減だなあ、オレって。現役仕事から退職して日々是休日を過ごしていると、こんなふうになってしまう。
2018年5月3日木曜日
日々忘却の彼方へ
「世俗に戻る」と昨日記した。来週の今ごろは甘粛省の砂漠の中を歩いているはず。大慌てで、帰国後の、新しい社会的役割を果たすべく、準備を整えているというわけであった。また他方で、シルクロードから帰ってきた三日後に、Seminarがある。じつは私がコーディネートしてきたSeminarの最初の約束である五年間は、今年の一月に終え、三月にはその「まとめ」のSeminarも片づけた。そこで終了にすればよかったのだが、元気なうちは継続しようという「提案」があり、なんとなく私も「活力」のひとつと考えていたから、「第二期」をやることになった。5月は、AIと人間とを対比させて、自動機械の方から「人間とは何か」を眺めてみようというSeminarである。
2018年5月2日水曜日
久し振りに俗世に戻る
今月27日の「通常総会」から、いよいよ団地の理事長というお役目がはじまる。
1月末に「次期理事」の顔合わせをし「役割分担」を互選で決めてから、(正副理事長候補というお役目柄)何度か「現理事会」や「修繕委員会」の傍聴も(慣行にあるから)行ってきた。(慣行とはいえ、なんで傍聴してんだ)と疑問に思うから、その様子を「傍聴記」として(議事録や広報紙に載ることとは別に)「所感」を記し、次期理事候補におくってきた。ウォーミングアップというか、引き継ぎをスムーズに行うため。あわせて、次期理事長候補はこんな人なんだと、理事候補の方々に受け止めていただくためであった。
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