2018年5月7日月曜日
飛ぶ鳥「あとのことは良しなに」
明日午後からシルクロードへ向かうというので、それなりに慌ただしく「世俗のこと」にかまけてきた。1月末に「次期理事長候補」を引き受けてから3ヶ月余、「現理事会」や「現修繕専門委員会」の「傍聴」をしているうちは、まだよかった。押し寄せる「世俗の臭い」を嗅ぎつつ、身構え方を考える余地があった。ところが4月の後半になって「引継ぎ」の実務に移ったから、「現理事からの引継事項」を受け取り、「次期理事候補」の方々への引き渡す仲立ちをすることになった。もう「臭いを嗅ぐ」などと悠長なことは言っていられない。「受け継ぎ方/引き取り方」の感触を吟味しながら、この方は「お役目だから仕方なくやっているのか」「余計な心配をしているのか」「むやみに一所懸命だが、何か意図するところがあるのか」などと、いらぬこともやりとりの中に挟まってくる。それが煩わしくも愛おしくなりもする。
3月から私が受け取った「世俗関係」のメールは、158通。たぶん、返信したり転送したりもしているから、やりとりは軽く300通を超える。そのなかの、次期理事の「意見」や「提案」や「心配」には、それをいつ、どこで、どのように生かせるかを検討し、それなりに返信を送る。「引継事項」は転送すればいいだけでなく、「準備理事会」をセットして、そこで確認作業をしなければならない。あるいは、現理事たちが今度の通常総会で提案する「新規事業」の担当者を決めてくださいというのまで「議題」に入れて、疎漏がないように文書化しなければならない。メールというのは、銘々が勝手がってなフォントや大きさの文字で送ってくるばかりか、句読点をまったくつけない人もいる。やたらと業替えをしているのもある。そもそもメールは(私もそうだが)行間を空けて読みやすくするが、プリント文書は行を詰める。文頭を一文字開けるのも、メール文書と違う。つまり、「編集」しなくちゃならない。そういうのはテキトーでいいじゃんという性格ならよかったのに。
しかも「会議の案内は1週間前に議題を表記して行う」慣行がある。ということは、「準備理事会」の1週後に「通常総会」があり、その1週後に「第一回定例理事会」が予定されている。遊びに出て、9日間家を空けるせいで、3週間後の会議の「案内」や「議題」にも思いを巡らせて、準備しておくことになってしまった。吐噶喇列島から帰ってきて、まだ十日しか経っていないのに、もうそれはずいぶん昔のことのような気がしている。
どうにかこうにか、16日に帰国してから十日間のことは、仕込みが終わった。「世俗のこと」ばかりではなく、帰国翌日の「ささらほうさら」も、三日後の「Seminar」の講師の準備も、整えた。忙しないと言っても、昔のように、体に無理が利くわけではないから(昔の眼鏡で見ていたら)のんびりと、休み休みのろくさ動いているように見えるだろうかと、思う。図書館の本も、明日返しておかねばならないのが、まだ読み終わっていない。それを放り出して、いまパソコンにむかっている。
さて、これから衣類をザックに詰め込んで、どういう行程でどこに泊まるのかなどを、頭に入れていく。こうして、頭を旅モードに切り替えて、家を出たら、すっかりまた「世俗」のことを忘れて、呆けてくる。
そういうわけで、このブログもしばらくお休み。飛ぶ鳥「あとのことは良しなに」ってわけだね。ではでは。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿