2018年5月27日日曜日

「神経」戦のはじまり


 昨日は一昨日より少し良くなった感じがした。何しろ事態を書き綴ることができたのだから。冷蔵庫も空っぽになりかけたので、買い物にも出かけた。杖をついて、車に乗り、カートをつかんでゆっくり左脚を引きずる。「こりゃ(買い物は)無理だ」という店の駐車場での一昨日の感触は、感じなかったから、やはり少し良くなっていたのであろう。それでも、何かをしようという気が起こらず、ソファに横になって過ごした。体の持っていた熱も引いたらしく、半袖で寒くはなかった。でも夕方までは、今日も布団で寝るのは無理かなと思っていた。左脚の上部の炎症が残っていたように感じたからだ。


 せっかく買い物をしたのに、夕飯も豆腐でたんぱく質を補っただけ。お腹が空かない。現理事会の作成した「通常総会議事の進行」をメモしたプリントに目を通す。「……管理組合規約および関係法令を遵守して議事をすすめる」とあるが、関係法令って何なのかわからない。「議案以外の事項を、審議並びに決議することはできません」(区分所有法37条)と記している。何だこれは。修正提案も取り上げないということか。「区分所有法37条」というのを「検索」する。なるほど第一項に上記のような文面がある。だが、35条によると「管理組合規約が定めたものはその限りでない」ともある。集合住宅の共有部分に関する「法令」というのは、規範法令であるから、現場の規約の方が優先するという考えなのであろう。この辺りの「法律」の受け止め方が齟齬と論議を呼ぶのかもしれない。

 風呂に入ると炎症を刺激して「神経に障る」というから、シャワーにして床に就く。リクライニングチェアーじゃなくて大丈夫だと思った。2時間ほど眠って目が覚めトイレに行ったが、そのあとは順調に眠った。目が覚めたのは5時半ころ。起きだしてコーヒーを淹れ、新聞を読む。6時半を過ぎて洗濯機を回し、トーストビザを焼いてヨーグルトと食べる。部屋を歩くのも、杖を突かなくてもよくなった。

 さて今日は、午前中は「引継ぎ」、午後は「通常総会」である。いよいよ、これまで他人に任せてお気楽に過ごしてきた「団地管理組合」のお役目がはじまる。山の疲れに、この「お役目」のもたらす「神経」がびりびりと加わって、歩けなくなる事態になったのだとすると、まさに私にとっては「神経」戦である。短く見てもこれから一年の「神経」戦を戦い抜かなくてはならない。体の力を抜いて向き合うために、「楽しくやる」と近ごろのアスリートは口にするが、私にとっては(たぶん)人間観察や社会観察をするためにやるのだと、ちょっと目のおきどころを変えることだろう。そういうわけで、明日以降ときどき、「神経」戦の観察状況を記すことになる。乞うご期待となるのか、神経が参ってしまうのか、どお転んでも、とどのつまり、私の自画像を描き出すことになりそうです。

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