2018年5月4日金曜日

区切りをつけて「じぶん」をまとめる


 今日は「休日の狭間のお休み」だと思っていた。いつのころだったか、働きすぎを押さえようと休日を増やした。そのとき(名目はどうでもいいから大型連休が途切れないように「狭間を埋める休日」をつくったと、私は思っていた。ところがカレンダーをみると「みどりの日」となっている。えっ、みどりの日は4月29日、昭和時代の天皇誕生日だったんじゃないか。と一枚カレンダーを繰り戻してみると、そちらは「昭和の日」になっている。いい加減だなあ、オレって。現役仕事から退職して日々是休日を過ごしていると、こんなふうになってしまう。


 カミサンは、相変わらず、見沼田んぼのボランティアに出かけた。連休中だから、トラスト一号地でもいろんなイベントをやっているのだ。それを車で送るついでに、食糧の買いこみもする。驚いたことに、店のなかは人でいっぱい。TVでは高速道路が渋滞と報道しているが、そういう遠征をするわけでもなく、日常的な買い物をする若い人たちも、いっぱいいるんだ。皆が皆、遠征するような遊びをしているわけではないのだね。図書館にも立ち寄る。ここも、静かな人たちであふれている。

 私は、8日午後から16日までの遠出が為すべきことの障りにならないように、先日から一つひとつ片づけている。あと一つ、帰ってきた翌日、つまり17日に「ささらほうさら」の月例会がある。もちろん私が講師ではない。だが、月例会ごとに私は「ささらほうさら・無冠」というパンフレットを発行してきた。もう二年を超えたから、こんどは、その25号だ。この冊子、A4版の大きさで、16ページから32ページという代物。ライターはもちろん私ひとり。先月の「ささらほうさら」月例会を私はどう聴いたかという「批評」を差し込んで、自分の輪郭を描きとりながら、社会や世界や本や映画や歩き回った山紀行や、訪ねた土地の旅行記を綴っている。その編集が今日の仕事だ。

 先月の月例会のテーマは「宮部みゆきの世界」であった。講師・nkjさんの話しにも触れて、私自身の読み取り方をチェックしてみたかった。そのため、その場で耳にした「作品」に目を通したい(と思った)。つい先日書き記した『孤宿の人』も、そのひとつ。そのあとに(nkjさんの話では宮部自身が最も気に入っている作品という)『楽園』を読みすすめている。この最後のやつが結局、いままだ、あと100ページほどを残している。9割は読み終わっているのだが、あと1割が間に合わない。ま、今回ばかりではないからこれは後回しにしようかと、今考えている。

 結局、24ページの「第25号」が出来上がった。明日これを印刷して、おかねばならない。

 取りかかっている間にも、昨日述べた「世俗のお役目」が飛び込んでくる。理事長訳の私のサブに入る副理事長候補が、現理事会が提案を見送った「長期修繕積立金値上げ」の「説明会プラン」を立案してきた。この方はまだ50歳くらいの主婦だと思っていたが、現役の仕事は何をしていたのだろう、驚くほど面白い「ミニ・ミーティング・コンセプト」と銘打ったプランをつくってきた。しかもこれまで「説明会」と称していたものを、少人数の、2ウェイ・コミュニケーションで構成したいと、いかにも主婦目線の盛り込みをしている。そういう方がいてくれて、私はホッとしている。なんとなく、希望が出てきた。これから足掛け二年、正味は一年ちょっとのお役目になるが、肩の力を抜いて、後期高齢者のおじいさん(である私)が着実に受けとめ、判断していける理事会運営をコントロールしていこうと、肝を据えつつあるところである。

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