2019年2月18日月曜日
雲が晴れ、ゆめのなかへ~
一昨々日(2/14)は「ささらほうさら」の月例会。咽頭にがんが見つかり、放射線治療と抗がん剤の投与をしているnkさんは、まだ復帰していない。まだ現役の大学教師であるosmさんは、仕事が入って顔を出せない。今日の講師は、教育長まで務めたことのある元大学教師のkwrさん。お題は《『いじめ防止等のための基本的な方針』を読む》というもの。文科省の作成した「資料」を読み解いて、「いじめ」に対する教育関係者の思索を解読しようとする。
いま、あまり深く入り込みたくないから、結論的な、kwrさんの指摘だけをとりだすと、子どもを端から一人前に自律した市民と仮定して立論している人間観が施策に顕れている。「いじめを根絶する」とか「いじめを防止する」という施策が、結果的には子どもたちに「タテマエ」を押し付けているだけに過ぎないことに、気づかない。それどころか、近ごろは、トランプ現象ではないが、本音も建前も区別がつかなくなってきている。つまり、本気で「正義」や「真理」があると思い込んで他人に対するものがいれば、自己の感情をぶつけることが、対する相手にどのように作用するかに感知しない。だから、差別もいじめも、自分の思い通りに他人に対する率直な態度と思っている。簡略に言えば、「かんけい」を感知・関知するセンスがなくなっているのだ。
夕食を兼ねて一杯やって帰宅。翌日のことを考えて呑み過ぎないようにしたが、翌朝の目覚めは、すこしアルコールの分解不良状態に感じた。
一昨日(2/15)、奥日光のスノーシューに昔の同僚を案内したことは、昨日記した。早めに帰り着いて、夕食時に、気分よく焼酎のお湯割りを楽しんだ。この日の焼酎は「赤魔王」というさほど高くない芋焼酎。雑味が少なく、甘みが広がり、おいしかった。ところがやはり疲れが出ているのか、「山行記録」の筆運びがのたりのたり。翌日の食事も終わり、寝る前にやっと書き上げるという始末。
ひとつことに集中できない。こういうときに、3月初めまでに書き上げる「5月通常総会の議案書」の原稿を手掛ける。大きな「課題」はすでにクリアしているから、どう体裁を整えるのか、思案している。文学性は受け入れられない。どうするのか。
今日の午前中は、修繕専門委員会の定例会。「2019年度の事業計画」を立案するやりとりの中で、一人の委員が、「余計なことは書かなくていいよ」と修繕専門委員長にサジェストしているのを聞いて、雲が晴れた。どう書き換えるかというよりも、どう、そぎ落として単純化するかを考えればいいんだ、と。
全部で36ページもあった「修繕積立金改正案」の「説明会資料」も、6ページに簡略化した。16ページにまとめて文章化し、来月配布する予定の「理事・役員選出方法に関する提案と説明」も、わずか1ページに収めた。つまり、「提案」の骨子を記述して、後はやりとりで説明すればいいという、官僚的手法を採用することにしたわけだ。
これは、事後のわが手を縛る分をできるだけ緩くして、フリーハンドを確保することにつながる。ま、事後のわが手といっても、次年度の理事に受け継がれるから、後の方々の「よしなに」運んでもらえるような手当ともいえる。これって、庶民の哲学的な知恵なのだろうか。理事会権力の独善なのだろうか。
こうして、「議案書」には目途をつけた。小説を読むが、頭に入らない。横になっていると、うとうととしてしまう。そうか、今ごろ「三日遅れの疲れを乗せて」が、やってきたか。どれ、疲れのまゝに、ゆらりゆら~りと、ゆめのなかへ~、ゆめのなかへ~。
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