2018年7月1日日曜日
遠出の準備
明日から5日間、北海道へ行ってくる。私の主宰する山の会の月例登山で「利尻岳と礼文島」を企画した。羽田から飛んで利尻岳に登り礼文島に渡って花の礼文岳を訪れる。航空券や宿の手配はもう何カ月も前にしているから、そちらの方は時刻通りに空港に行くことからはじまる。だが、じつは、利尻岳のどこからどう登るかは、一般の百名山の案内書の通りだと考えていた。
それによると、利尻島の北側、鴛泊から歩き始め、北麓野営場を経て登山道に入るコース。つまり、標高1700メートルを上り下るという往復のルート。この山のむつかしさに頭を抱えていたわけだ。じっさいの山行記録を読むと、夜中の一時半ころ出発して12時間の掛けて登って来たというご夫婦の話が載っている。それで、山の会の何人かはビビった。では、山中で一泊するか。そうなると寝袋や湯沸かしの用具が必要になる。ある登山専門店でその話をすると、若いときに登った店員が「あそこの避難小屋は汚い。頑張って日帰りにしたほうが良い」とアドバイスしてくれた。
ところが国土地理院の地図を見てどう登るか算段していたら、沓形からの林道を詰めれば標高400mの五合目からスタートできるではないか。しかも、あるガイドブックをみると、全行程が6時間40分ほど。どういうことだ、これは。しかも登りの標高差が1300メートルほど。何だこれなら、富士山より楽じゃないか。そう思って、利尻へ向かいながら、皆さんと相談することにした。
1週間前の利尻の天気予報は「曇り」であった。降水量は0mm、降水確率は20%。ところがだんだん悪くなる。降水確率は40%になった。そこへ昨日、関東地方の梅雨明け宣言があった。太平洋高気圧が関東を覆い、梅雨前線が北へ押し上げられた。そうしてなんと、梅雨のない北海道がすっかり梅雨のように変わった。加えて台風が発生し、かなり速い速度で日本海を通り抜け、北海道へ向かっているという。利尻岳は何とか登れそうだが、4日に礼文島へ渡れるかどうかわからなくなった。
そんなわけで、明日から北海道へ向かう。今日、団地の7月定例理事会が行われ、万端必要なことは決定した。あとはすっかり副理事長に任せ、皆さんよろしくと挨拶をしてきた。私が山に行くことは理事長就任のときに話し、すっかり承知してもらっているから、なんの遠慮もない。
このブログも、一週間お休みする。皆さん、ごきげんよう。
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