2020年3月24日火曜日
感染経路不明の発症者が半数を超えた
全国一斉休校という「緊急事態」の要請が解除され、いくぶん山を越えた感があった新型コロナですが、今朝のTV報道を見て、そうじゃないんだと見方を改めました。
都知事が発表したのをみると、「昨日の発症者」も増えている。そのうち「感染経路不明」の発症者が半数を超え、「首都封鎖」も考えなくてはならなくなったそうです。
都知事は「感染しても発症しない若い人が広げる可能性」を指摘して、注意を呼び掛けています。コメンテーターの専門家たちも、これから感染は爆発的に広がるとみているようです。ということは、専門家たちは、すでに若い人には相当に広がっているとみているようですから、年寄りはそれを前提にして防衛するしかありません。
TVのコメントの片言節句をとらえて憶測するのは、あまり私の好みではないのですが、政府の方々や専門家(のなかに)は、事実を伝えると「風評被害が広がる」とみていて、(わが地区の感染の状況については)問い合わせれば教えると(文科省などは市町村教育委員会に対して)公言しています。つまり、国民は流言飛語に踊らされ、付和雷同する輩であるから、状況を伝えるよりも、対処法を教えるのが重要と考えているようです。エライのね、お上って。
では、対処法を指示しているかというと、「全国一斉休校」という対処法を「要請です」と放り出し、その後は「各地教委の判断で」といい、当の「各地の感染状況は、問い合わせれば答える」というなんともバカにした態度です。ま、そうでしょうね。これほど国民をバカだと思わなければ、モリトモもカケも、桜を観る会も、検察庁の定年人事のことも、あれほど無茶というか、傍若無人なやり方はしないでしょうね。どうせ、奴らコクミンは75日たてば忘れると考えていなければ、恥ずかしくていられないでしょうね。
(何言ってんだよ、お前。そんなことを恥ずかしいなんて言っていたら、とうていトランプに太刀打ちなんかできないぞ。習近平どころか、金正恩にも、向き合っていられないぞ。平和ボケっていうんだよ、そういうのを。防衛の現実をみよ。自衛する気概をもて)って、言われちゃいそうですね。
そういう政府の応対を観てますから、都知事の会見が、ずいぶん率直で聞くに堪えると感じてしまいます。
都知事はそう言いませんが、「感染経路不明」というのは、公共交通機関、つまり電車やバス利用のことなのでしょう。「首都封鎖」などできるのかと、私などは思ってしまいます。
首都圏という広大な単位で暮らすことを余儀なくされてきた人々が、小松左京の小説のように封鎖されてもどうにかなるというのは、そこを往来して生計を立てている人のことを思慮の外に置いているからです。首都を通過しない交通機関も(ないわけではないが)ほぼ機能マヒです。
となると、やっぱり私たちは自衛するしかありません。のほほんと「平和ボケ」してきたツケが回ってきているんでしょうね。私のような年寄りの自衛としては、公共交通機関を利用しない。脚で歩く。車で行けるところには行くというのが、行動範囲になる。といって、近場の公民館も図書館も閉鎖している。イベントも自粛という。チケットを買ってある映画も上映中止となった。その払い戻しをどうしたらいいか、カミサンは電話で問い合わせたりしている。お花見だよ、お花見。
こうなると年寄りの特権は、働かなくてもいいことだから、この状況を興味津々に愉しみつつ、見守っているしかない。世界的な大騒ぎだもん。新型コロナへの国別対抗対処法オリンピックってもんだよ。
不謹慎だと道徳家からはお叱りを受けるかもしれないが、「国難」で埒外の私たちだ。これほど壮大なイベントは滅多にみられない。何しろ私たちの世代は、物心ついて以来、戦争がなかった。ゆっくり観覧させてもらおうではないか。戦死しても恩給は付いてこないけどね。
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