2020年3月8日日曜日
年寄りは出歩くな
新型コロナの広がりは、まだ収まる気配がありませんね。TVに登場する専門家たちも、医者として発言しているのか、感染症の社会的関係を考えているのか、年齢による感染の多様性に目移りしているのか、それともメディアに登場している自分のパフォーマンスをイメージしているのか、よくわからないほど、ばらばらで、聴いている方も、困ってしまいます。ただ、誰もが口をそろえているのは、年寄りには危険。高齢者は不要不急の外出をしないように。自衛策をキチンと講じなさいと、いうことです。ハイハイ。
こんな形で「防衛モンダイ」が降りかかるとは、思いもよりませんでしたね。やはり同期の友人たちは、「5月までのゴルフやコンサートやいろんなイベントが中止になりました」「手帳が真っ白になっています」と、遊び相手と出逢えない憂き目にあっていると、メールが舞い込んでいます。
3月最終の土曜日には、定例のSeminarがあります。皆さんにはすでに「ご案内」を送りましたが、「事態の推移をみて、一週間前に、あらためて実施するかどうかの連絡をします」と付け加えました。「今の時点で、中止としてもいいんじゃないか」とアドバイスしてくれる方もいました。
自衛策といっても、公共交通機関を使わないくらいのことしか、思い浮かばない。「濃密接触しない」ように1メートル以内に近づかないというのは、心がけだけ。スーパーなどに行くと、そんなことを言ってられない。じっさい昨日歩いてみると、スーパーや雑貨マーケットには、わんさと人が出ている。それも子ども連れが多い。道路で子どもに自転車を教えている親子がいる。後の荷台に大人の背の高さほどの取っ手をつけて、父親がそれをもってついて走っている。ああ、これはいいなあと、思いましたね。見ている真に父親は手を離し、子どもはそれを知らずに、ゆっくりよろよろと先へ進む。体で覚えるっていうのは、こういう無意識の冒険をして超えていかねばならないんだと思いながら、微笑ましく思う。
騒ぎ以来で歩かないでいる山仲間が、車で行くならいいんじゃないか。どこかいいとこを教えてよ、と電話してきた。ならば、私も車を出すから、下山口へ一台置いて行きましょうと、こちらもすぐに同意して、明日出かける。そうか。こういうときこそ、車をつかって、しかも山へ行くってのは、濃密接触を避ける意味でも、正解である。いま、ほくほくと準備をしている。
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