2017年4月18日火曜日
年寄りの夏がきた
ここ何日かのように暑い日がつづくと、体の水分が不足がちになり、それが翌日の便秘気味に表れて、慌てる。朝、家を出るときの外気温は22℃。まさに頃合いやよしなのだが、秋ヶ瀬のさくら草公園を歩くうちに少し汗ばむようになった。
小学四年生の一団が「校外学習」なのであろう、サクラソウ自生地へ見学に来て、ボランティアの説明を受け、なにがしかをノートに書きながら、ぞろぞろと歩いている。その前後に、訪れた人たちがボランティアの案内を得て、自生地内を見て歩く。うちのカミサンも、この季節にはここのボランティアをしていて、今日は植物愛好家グループの人たちをガイドしている。サクラはもう大方散ってしまっているが、サクラソウはまだまだ元気。濃い紫の色合いをつけて蝟集するノウルシのあいだに鮮やかに存在を主張している。一眼レフのカメラを提げた人が何人もいる。なかには、ビニールの風呂敷を地面に敷き、肘をついてかがみこんでいる。何を撮っているのか回り込んでみたら、タンポポを近接撮影しているのだ。ここのタンポポは、ほぼカントウタンポポ。セイヨウタンポポでない。ひょっとすると、何かの植物見本にするのかもしれない。シロバナタンポポもある。何種かのスミレやヒメオドリコソウ、ムラサキケマンなど春の野草が旺盛なノウルシの周縁部のそちこちに、あるいは花をつけ、あるいはこれから花開かんとしている気配を湛えて、点在する。
サクラソウ祭りは日曜日で終わった。テントや仮設トイレやテーブルなど、祭りの後の片づけをしている人たちとそれら機材を運ぶトラックが出入りする。遠方でキジのなく声が聞こえる。まだ残るサクラの花の周りを飛び回る鳥がいる。ヒヨドリかと思って双眼鏡をのぞいてみたら、何羽かのツグミであった。これからいずこかへ渡るのだろう。その前の、遅い集結をする時期にツグミは地面から木の上の方に屯するようになる。
夏同様に、半袖で過ごしていても快適に感じられる。昨夜以来降っていた雨も先ほど上がった。強い風もすっかり鎮まっている。今日は真夏日になるかもとTVは報じている。いまだ冬の北海道から帰ってきてからわずか三日しか経っていないのに、真夏の感覚でいるのはヘンな感じ。そろそろ脱水症を心配しなくちゃならない。散歩にはペットボトルを下げて出よう。
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