2017年4月19日水曜日

季節よ、も少し緩やかに


 今日は夏日のような晴天とあって、山へ行くつもりで早朝に目覚ましをかけた。ところが、目覚ましが鳴る前に悲鳴を上げて目を覚ました。こむら返りが起こったのだ。左足のふくらはぎ、この腱がツ~ンと張って、先へ先へ伸びようとする。身体が硬くて足の親指先をつかめないから、こちらへ引っ張って張りをほぐすことができない。ついには起ちあがって脚を床に就けて、かろうじて引き攣りを直した。時計を見ると、目覚ましが鳴る9分前だ。このまま起きようと歩くと治まった引き攣り部分のじんわりとやわらかい痛みが、腱からふくらはぎ全体へと拡散していくように広がって薄らいでいく。着替えようとしたが、左足の緊迫感は先ほどの印象を残したまんまだ。山歩きの意欲が一気に消し飛んでしまった。


 カミサンは別の遠方へ今日から三日間出かけることにしているから、目覚ましで起きだしている。
「どうしたの? まだ痛むの?」
 と気遣う。
「いやいや、どうしたものか……」
「??」
「いやね、今日の山はよすよ。私の弁当作らなくていいから」
 と、気持ちを切り替える。

 昨日すでに、脱水症のことを心配していた。だから、水を飲むよりもと、牛乳を(買い置きに追加して)買ってきて、きのう二合ほど飲んだ。便秘の心配をしていたのだ。だが、冷たい飲み物で体が冷やされて満足してしまったためだろうか、それ以上水を摂取しなかったなあと、遅まきの反省をする。身体が脱水状態になると、こむら返りが起こる。だから、山歩きのあとやお酒を飲んだときは、寝床にペットボトルのお茶を置いて、夜中に目が覚めるとひと口でも二口でも飲むことにしてきた。一晩で500ccを空にするくらい口にする。ところが、北海道から帰ってきて五日間、お酒は飲まない。毎日6~7000歩か、軽い散歩程度しか歩いていない。あとはパソコンに向かっているか本を読んでいる。我が家は団地の1階だから、ずいぶんと涼しい。外気温が夏日でも室内は20℃ほど、快適に過ごしている。それでついつい、水分の摂取を忘れてしまうのだ。

 用心しなきゃとずいぶん気にしていたのに、こんなことになって、そちらの迂闊の方が心理的にはダメージが大きかったかもしれない。むろん今は、何ともない。冬の北海道から真夏の関東への気候の転換に、年寄りの身体が追いついて行かないと、我がことのように思っている次第。もう少し緩やかに季節は移行してくれないものかね。

0 件のコメント:

コメントを投稿