2017年4月2日日曜日

山の会の一年間の活動


 2016年度の山の会のまとめをつくっている。5年目が終わった。そうして、私が計画して皆さんをご案内する「月例山行」に加えて、会員の皆さんが交代でプランニングをし、チーフ・リーダーを務める「日和見山歩」を実施するようになったから、何と月二回になった。実際には泊りの山行もある。合計してみると、「山の会」として一年で28日、山に入ることになった。平均年齢が古希という山の会としては、見事と言わねばらない。


 会員は16名。最高齢76歳、一番若いのが60歳。まだ現役で仕事を持っている人も数名いる。加えて、年々歳を取るから、足腰の不調を感じる人たちも出来する。身体を壊す人もいる。一時的も含めて歩けなくなり、山行から遠ざかる。それだけではない。連れ合いが病気になったり、孫が生まれたりすると、その面倒も見なければならない。まあ、嬉しい悲鳴もあるわけだが、そうそう毎回の山行に顔が出せない。

 前期14日の山行の参加総数は、126名。平均すると9名が参加している。後期14日は114名、平均すると8.14名。多いのか少ないのかわからないが、ついて歩くにもガイドするにも、8、9名というのは、良い数だ。歩きながら交わされる会話も、だいたい耳に入る。歩調の苦しさや回復の程度も、ひと目にとまる。おおむねの行動時間は、5時間から6、7時間。初級から中級にかけての山歩きということになる。

     山行の前に、山の会の「通信」を送る。一年間で20号発行する。主として「連絡事項」だが、あわせて「山行記録」を添付している。年度の後半には、写真付きの記録となった。これは、山歩きを愉しむだけでなく、意識的に体得するのに大きな役割を果たしていると、私は考えている。昨年度までは一部郵送をしていたが、2016年度はほぼe-mailで送信できるようになった。結局当日の地図だけプリントするようになり、経費的にも楽になった。2017年度は、これまでの残預金で十分間に合う。会費をとらないで運用する。

 さあ、そういうわけで、近々開かれる「お花見」で「活動報告」「会計報告」をして、次の6年目をスタートさせる。昨年度の様子を見て、「日和見山歩」の方が今年はメインになる。私のガイド分が少し後ろに引っ込んで、みなさんに連れて行ってもらえるようになるわけだ。これほどうれしいことはない。

 会員の方々が、自ら計画し、ガイドを実行する。他方の私は、ちょっと日にちをかけ、人数が少なくなってでも、行きたい山へ足を運べる。オプションというのは、わがままが利くことでもある。いくつまで歩けるか、ほんとうにわからないけれども、山の上でぼんやりと時間を過ごすような歩き方も、味わってみたいと思うようになってきた。

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