2017年9月11日月曜日

五十肩? と思ったのに・・・女々しい、と。


 とうとう医者に行った。一週間ほど前から、左肩に痛みがある。夜寝るときに左を下にして寝たせいで、筋肉痛を起こしていると思っていた。割と空いていた山小屋だったから、窮屈にしてそうなったのではない。たぶん長い時間横になっていて、ごそごそとあっちへ向いたりこっちへ寝返ったりと体を動かしていたからそうなったと、思い込んでいた。家に帰ってからもまだ、痛みがつづく。二度目の五十肩だろうか。医者に行こうと思ったのは一昨日。だがすでに土曜日。今日の月曜日を待つほかなかった。


 医者が左手を持ちあげ、ここは痛いか? こちらではどうか? と細かく屋tt滅入ると、明らかに痛むところと痛まないところがある。ある個所などは、医者が支えてくれているからなんとか持ちあげられているものの、手を話したら、飛び上がるほど痛む。とても自分の力で腕を支えていられない。

 レントゲンを撮る。それを見ながら医者は「左肩のここに、これカルシュウムが溜まってるんですよ」と犯人を見つけたような、ちょっと確信的な物言いをする。そうして「これって、女性に多いんですよね」と付け加える。

「何か、生活習慣に起因するんでしょうか」と私。
「いや、それはないですね。ああ、食べ物によるってこともありません。加齢です」

 と、軽々と断定する。そうして、炎症を止める薬をくれた。三日間だけ、一日一回、空腹時に服用せよ。三日目にもう一度来院しなさい、と。この医者、割と身体の状況にそぐうように診断を下し、ダメなものはダメ、治らないものは治らない、わからないことはわからない、直すなら手術する大病院を紹介するとはっきりしているから、私は嫌いではない。腕を吊り下げ、できるだけ左腕を動かさないようにする吊り下げネットをつけてもらって引き上げた。

 隣にある薬局に行って、おや? と思う言葉を耳にする。

「石灰化しているのは左ですね?」
「ええっ? 石灰化? カルシュウムが溜まってるって聞いたんですが」
「ふんふん、これ、ステロイド剤。飲み方を先生から聞きましたか」
「空腹時にとか、毎日午前十時ころとか・・・」
「そう、それで呑んでください」

 カルシュウムと石灰化っておんなじことなんだと思ったのは、家に帰ってインターネットで調べてから。「カルシュウムが溜まっていると診断されたが、病名がわからない。誰か教えて」とネットの質問。それに対して、「肩関節石灰沈着性腱板炎」と名づけられている回答。ステロイド剤という炎症止めの薬の名前も記されていた。相談しているのは、ほぼ女性。男性の質問も「女房が・・・」と女性のクライアントのこと。やれやれ、どうして男の私が・・・と思わないでもないが、歳をとれば男も女もないよということか。それとも暮らし方が女々しいということか。また一つ病気持ちになった。

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