2019年4月2日火曜日
大行事が終わって、着陸態勢へ
先月末の30日(土)と31日(日)に、団地の2018年度理事会の大きな行事が終わった。団地駐車場の抽選会。毎年1回、3月末の日曜日におこなわれている。13人の理事が役割を分担して、受け付け、抽選、駐車場所の選定、それのパソコン入力、「駐車場利用契約書」の受領、その後に少し時間をおいて、契約車輛の一斉移動を行う。30日(土)は、理事が行うリハーサル。このときまでに行う準備も、事前審査などいろいろとあるが、通常担当者が住宅総合会社が派遣している事務職員とともに済ませている。.「契約書類」もじつは事前にあらかた整えておいて、抽選前に渡し、抽選後に、駐車場所を書き込んで、捺印して提出するだけにしてある。
いやじつは、2年前の駐車場担当理事が、この抽選会の運びをマニュアル化し、パソコンに書式を作成してファイルにしてくれていた。だから、パソコンが使えて準備を整え、あとは当日の人の配置と陣頭指揮をしてもらえば、簡単にできる仕事になった。なにより管理事務所の派遣されている事務の方が手を貸してくれるから、担当理事の役割は至極簡単になっている。
ところが今年は、駐車場担当理事が、一年中「代理」であったため、書類の作成などが滞ることが心配された。じつは若い家族の持ち家となり、同居の年寄りが「代理」となった。だが彼は、「代理ですから」ということで、顔を出し、決められた役割を遂行するのはするが、パソコンは使えないし、皆さんの陣頭指揮をする気はまったくもってない。若い家族はレストランを経営していて、土日には動きがつかない。そのうえ、お嫁さんがオメデタ、間もなく赤ちゃんが誕生する。
そういうわけで、副理事長がお嫁さんと打ち合わせて事前の準備を整え、リハーサルと当日は、ほぼ副理事長の指揮ですすめられた。そうそう、もうひとつ、言っておきたいことがある。昨年まで抽選は「抽選機」というのを借りてきて、ガラガラポンと番号球を出し、それに合わせて番号札を受け取って、駐車場の選定をする順番を決めていた。今年準備を行うときに事務室で、「あれって、ガラガラポンじゃないといけないんですかね」と事務方が言う。「えっ? なに?」と問い返すほど私は、そのことを気にしたことがない。私はいつも、団地内の駐車場から100mほど離れたところの民間駐車場に車を置いている。団地内駐車場だけでは居住者の車を止められないから、十数台、周辺の民間のそれを借りて、団地内駐車場と同じ料金で遇している。私はもう、20年程前に、抽選でそちらが当たり、以来、そちらに止めている。屋根があること、仕事をリタイアして車が近くになくても指して不都合出ないこともある。なにより、抽選会のときに「優先者」として、最初の場所選定をさせてもらえる。時間がとられたくないから、毎年民間にしていると、いつもすぐに終わる。そういうわけで、ガラガラポンに対して、何某かの感慨を懐いたことがない。事務方のいうには、あのガラガラポンが結構、時間と手間を食う。それよりも「番号札」をいきなり箱から取り出してもらうようにすれば、すぐに順番は決まる、と。「番号札」はプラスティックでできている。「ああ、それは名案ですね」とすぐに私は、同意した。事務方は、「盲牌する方もいるでしょうから、プラスティックの番号札の(彫り込んである)番号の上にセロテープを張っておきましょう」とまで、気をつかう。理事会に諮ってガラガラポンを取りやめることにした。
こんなことも、以前に提案したときには、ガラガラポンがタノシミという人もいるとか、なんだかだといろんなことを言って、結局、変えることをいやがっているんですね、と事務方が言う。なるほど、少しでも反対される(矢面に立たされる)ことがいやなのかもしれない。案外私は、若いころからやいのやいのと人とやり合うことが多く、反対されることには耐性ができている。そもそも、他人と対するとき反対意見を持つ人がいることは、当たり前のことだと私は考えてきたから、意見を闘わすことには抵抗がないし、それによって自分の意見がつぶされることだって、少しも悪い事とは思っていない。ふ~ん、ほかの方々はそんなふうに考えているのかと、新しい発見をしたような気分になったこともある。私は、ひょっとしたら私って、保守的なんじゃないかと思わないでもなかったのに、この経緯を観ていると、改革派だと思われてしまいそうだ。
さて、副理事長の活躍もあって、リハーサルも順調に運び、抽選会当日も、予想通り忘れていた人や留守の方もいて、連絡を取り、番号順を代理の方に引いてもらってきめるなど、臨機の対応をして、例年より1時間も早く抽選会を終えることが出来た。何より理事たちの動きが良い。寒く冷える日であったり、前日夜には大雨が降ったりしたが当日には上がり、車の移動のときには青空が見えるほどになった。「いやお見事でした、ありがとうございました」と副理事長の感謝をし、大きな行事を終えた。
たぶんこれで、残る行事は「定例総会」だけになった。「議案書」は、年度末決算を除いてほぼ出来上がっていて、今週日曜日の定例理事会で承認すれば、すぐに印刷に出せる用意も整った。やれやれ、一年間(理事候補になってからは1年4ヶ月)のお努めのうち、残すところ1カ月半ほど。あとは引継ぎの準備を手掛けるだけ。まだいくつか、継続の修理や植栽の植替え、クリーンデーや不適法自転車の始末などがあるが、それらは担当者がちゃんとすすめてくれる。
サクラの花見をもう一回やってもいいかな。明日は、筑波の北の難台山と吾国山へ足を運ぶ。平地のサクラ、山のカタクリが愉しみだが、さて、どうでしょうか。
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