2017年5月6日土曜日
公共施設の中規模修繕
昨日予約図書が届いているというので、図書館へ足を運んだ。借り出すときに係りの方が、背中の壁に掲示してある「臨時休館のお知らせ」を指さす。「6月1日~」というのが目にとまる。月末の図書整理はときどきだったが、月初めは珍しいなと思った。が、仔細をみてみると、なんと「3月31日まで」とある。なんと10か月もの休館だ。「何か模様替えでもするのか」と尋ねると「耐震工事が入ります」という。たぶん、やっと予算がついたので施工することになったのであろう。でもなあ、工事休館はずいぶん前にわかっていただろうに、なんで一月前になって知らせるんだと、「突然」の予告に驚く。
じつは、図書の予約には「受け取り館」を指定する。ここが使えなくなる。いま予約している本の受け取り館を指定し直さなくてはならない。いままでは1.5kmほどの距離であったが、今度は4km、浦和駅そばの中央図書館まで足を運ばねばならない。まあ、歩く距離が延びる分には、それほどのダメージはないが、週に2、3回、気が向けばいつでも行くことができた。それが3倍ほどの距離となると、気が向けば……とはいかない。
予約図書の受け取り館を変更してもらえるだろうか。先ほど図書館へ行ったついでに、係りの人に訊いた。ペーパーを出し、私の図書カードをみながら書き込みをはじめた係員は、ふと、パソコンをお使いですよね、という。はい、と応えると、「では、このようにして……ご自分で」と言いながら、パソコンのディスプレイをこちらに半分向けて、操作方法を説明しはじめる。「いや、一括して変更してもらいたくて」というと、丁寧な口調で、「それができないんですね。一冊ずつを、よろしく」と、慇懃無礼。カミサンの分も入れると50冊に近い予約受け取り館変更をやらねばならない。くそっ。
ちょっと気になるので調べてみたら、この建物は、1997年建築。神戸の大震災の後だ。ということは、耐震工事ではないのではないか。ただ単に、築後20年の修繕ではないのか。それなら私の住むところも、いま、その途上にある。1月に足場を組み、紗のカーテンですっぽりと覆って、屋根の張替え、ひび割れ補修や塗装などをひとつひとつ作業していっている。でも、なかで暮らす私たちには、最小限の影響にとどめるような配慮をしてくれていて、窓が開けられないから風が通らないとか、洗濯物が干せない日があるとか、全般に暗いという不便はあるものの、使えないという不都合は、ない。公共施設だから、工事中の人の出入りが事故につながるという心配はするだろうが、それくらいは、工事業者に要求してでも、10か月も使用不能にすることはないじゃないか。図書館は、私が市民税を払っている動機の第一のものだ。手間暇がかかることもあって、腹を立てている。そういえば、今月末に市長選がある。トランプにでも投票してやろうかしら。
ま、ま、仕方あるまい。浦和駅の中央図書館まで、歩いて往復1時間半。週に二回くらいの運動を、十か月間してやろうじゃないか。
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