2017年7月12日水曜日
自然起因
ここ三週間ほどの間に二度、パソコンのインターネット通信が途絶えた。その都度、経験則的にだが、モデムとルーターの電源をOFF西、時間が経ってからもう一度電源を入れるというふうにして、修復を試みた。一度目は、他にも用があって私がパソコンに触らなかったので一晩明けて繋いだら、うまくアクセスできた。経験則がいていると思った。二度目は、それでもうまくいかなかった。何気なく電話器をとると、ツーという開始音がしない。NTTのカスタマーセンターに電話をして、♯と指示する番号を押し、やっと人につながると「本人確認」とかを聞かれ、「機器の故障のようだ」と判断されて別の電話番号を教えられ、そちらにまた、電話をする。同じように、シャープと番号を押し、やはり人とつながると「本人確認」を繰り返し聞かれ、やっと本題に入った。
機器の故障と思うと応え、修理に伺うと返答があった。ところがすぐにNTTから電話があり、同じ訴えがあって「修理を施した」、電話器をとるなりパソコンのアクセスをするなりしてみてくれという。やってみて、治っていることがわかった。
ところが今朝、掲示板を見たら、「非理かマンションタイプの故障について」というNTTからの知らせが掲出してある。何と、先月下旬と今月初旬の二度にわたり「一部のお客様に対して通信不可等が発声しました」とあり、「故障原因が外的要素ではなく、設備の自然起因とするところではありますが、二度にわたる修理実施に深くお詫び申し上げます」と加えている。
「設備の自然起因」とは何か。六月のは「マンション内光装置の取り換え」、七月のは「ケーブル光回線の切り替え(新しい回線への取り換え)を実施、故障修理回復となっております。」と説明している。つまり、年数が経って劣化したということなのか。
上階の居住者が降りてきた。「ああ、うちでもありましたよ。電源を切ったり繋いだりして放っておいたら治っていたから、気に留めなかったんですがね」と笑う。考えてみると、インターネットにアクセスしはじめて、四半世紀になる。電話回線からはじまりISDLを経て光回線へと(何がどう変わっているのかわからないままに)過ごしてきた。モデムも借り物というのを日頃は忘れて過ごしている。端末ばかりが劣化するわけじゃないんだ。ここまでの途中の機器類も、ヘタッてきているに違いない。
最末端の私が劣化してきているんだ。途中の機器類がくたびれてきたからと言って、ちゃんとサービス提供しろよとモンクをいうわけにはいかないと、分を心得てはいる。でもなあ、「自然起因」と言って済ませるんだ、NTTは。自然劣化に心配りすることは、日常サービスに入っていないらしい。ま、九州の水害と違って、「修理回復しました」といえば済むのだから、軽いインフラなのだね。それにこれほど頼っているのは、私の方の身体が依存症になっているのかもしれない。
少しは離脱しなきゃあならないかも。
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