2017年7月4日火曜日
台風がやってくる
「明日(7/5)の山は中止」と連絡がきた。台風がやってきて、歩く時の天候が読めないからという。先月は「延期」した。今月は「中止」。案内を先導するCL(チーフリーダー)の判断に任せているからそれでいいのだが、ちょっとリスキーになるかもしれないが、たぶん私なら実施すると思った。というのも、台風は明日の未明に関東地方を通過する。朝6時くらいまで雨が降るだろうと昨日夜の「予報」はいう。少し通過が遅くなっても、登りはじめる9時過ぎには雨は上がる。台風一過の好天になるのではないかと私は読んでいる。でもまあ、CLが判断したことだから仕方がない。
たぶん、このCLと私の微細なズレが、山に向きあうかなり決定的な違いではないか。このCLが「天気不安定で予定たてにくく、(延期ではなく)中止にします」という。天気不安定をかいくぐって山歩きに行こうという気持ちがない。私なら、家を出るときが雨でも、登りはじめるときに雨が落ちていなければ上々ではないかと考えるから、台風がいつ通り過ぎるかとTVの台風情報も注視している。朝方かと思っていたのに、今朝のニュースでは、朝方はすでに銚子沖の太平洋上に、台風の中心は出ている。ずいぶん足の速い台風だね。これなら奥日光は、間違いなく晴だ。
この微細な違いは、山への思いの密度の違い。若いCLは(たぶん)「ま、それほど無理をしていくこともあるまい」というごく普通の感覚をもっている。だがそれを私は失っている。「行けるうちに行っておかないと、行けなくなる」といつしか思うようになった。古希を過ぎてからだったろうか。年々、体力は落ちる。平地にいる限り、雨でも歩こうとは思わなくなった。できるなら雨が落ちていない日に登ろうと思う。また、週に一回というペースも、ちょうどいい加減だと思えるようになった。とすると、残された山歩きができるチャンスも、思うほどやっては来ない。もちろん焦るほど、あれもこれも登らなければならないと思っている山があるわけではない。そうではないが、身体を動かしていることができるのは、自ずから限られるように思える。長くても、せいぜいあと3年か5年だ。それも今のように単独行となると、体力の必要な長時間の山は入山すらできなくなる。そういうわけで、明日、ではどこへ行こうかと目下思案している。
昨日からインターネットへの接続ができなくなっていた。以前にもあった、ルーターとの接続ができない。四苦八苦して、昨日はあきらめた。今日、NTTに電話をしてみようと受話器をとったら、あのツーという音がしない。光電話の回線が途絶えている。なんだそれならインターネット接続ができないわけだ。ケイタイで「お客様サーヴィスセンター」へ電話をする。我が家の周辺で工事は行われていないから故障係りに電話してくれという。そちらへ電話をする。モデムとかをあれこれ操作してみてもダメと分かって、「修理に伺う」手はずを整えてくれることになった。そのとき屋外の配線をチェックしてから屋内の周辺機器の点検をするという。そこでふと思い出したことがあった。つい先日まで、わが団地の長期修繕工事が行われていた。外壁に引き込み口があるから、足場を組んだり外したりするとき、そこに何かが当たることも考えられる、と伝えた。電話を切ってすぐに、折り返しNTTから電話があった。「同じ訴えがあり、修理に伺ったものが引き込み口の配線をチェックし、修復したと報告が入った。お宅の電話が直っていないか、みてください」という。受話器をとる。なんと、ツーと音がするではないか。そういうわけで、ひと騒ぎは終わった。PCも普通に作動し、インターネットへの接続もできる。でも、どうしてつながらなかったのか、どうしてつながったのか。わからないまま。もちろん、NTTの電話交換手にもわからない。こういう暮らし方が現代風なのだろうけど、いやだねえ、わけもわからず振り回されるなんてのは。
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