2017年10月20日金曜日
疲れが全体化している?
山からの帰りの電車で「疲れないんですか?」とmrさんから訊ねられた。たぶん、皆さんにしっかりついて歩き、下山してはビールをうれしそうに飲んで、それなりに正気を保っているのを気に留めたのであろう。
「いや、そんなことはないですよ。疲れが出ないだけです」
「ええっ、疲れが出ないって、すごいじゃないですか」
と誤解されて、やりとりは終わった。
四時ころ帰宅。十月初めの山行同様に、山行記録を書こうと思っていたが、体がほくほくして何もする気がしない。とりあえず、山用具を片付け、洗濯物を選択かごに入れて、メールをチェックするなどして、ぼんやりと過ごした。たいして疲れているとは思っていなかった。だが、何もする気がしない。
下山して風呂に入ったというのに、もう一度風呂に入って床に就いたのが八時。小説を読みながら寝ようと思ったわけ。何時ころであったか、「電気を消して寝れば・・・」とカミサンに言われたのは覚えている。「鼾をかいていたのでのぞいてみたら、本を胸の上に広げたまんまでねていた」と、翌朝になって聞いた。鼾をかくと言われたのは、ほんとうに久しぶり。昔は大酒を飲んだときに鼾をかくと言われたくらいであったから、久しく(私は)鼾はかかないと思っていた。そういえば昨日の山小屋で「誰だったか鼾が聞こえて(寝られなかった)」とodさんが話していたときも、それが私だとは、つゆ思いもしなかった。
昨日は朝から山行記録を書いた。途中、午前中2時間くらいカミサンを車で浦和に送り、帰りに買い物をして帰ったから、また、山行記録を書いた。ふと気づくと12時を回っていたので、お昼にしながら少しTVを観て、ふたたび山行記録を書く。そうこうするうちにカミサンが帰宅。彼女もお昼を済ませて録画していたTVドラマを観る。面白そうであったから、山行記録を書くのをやめて私もソファに横になってドラマを観る。じつは観ているうちに寝入っていたように思うが、ストーリーを理解するのに支障はなかった。
3時頃から再び山行記録を書きはじめたと思う。ふと気づいたとき、なぜかまだ、午前中のように思っている自分に感づいた。ええっ、お昼の時間にならないのかと思いつつ壁の時計を見ると、午後4時を回っている。そうだ、お昼を済ませたんだと思い直して、どうしてお昼前だと思ったんだろうと、自分をヘンだと思った。
山行記録を書き終え、ブログにアップ。そのあと、文章に写真を張り付け、pdfファイルにして山の会の人たちに送る。なんとか夕食前に作業を終えて、めでたく今回の山は終了したのだが、珍しく、太ももの筋肉痛がはじまっている。ほほう、こんな形で「疲れ」が出てきたかと思った。歯茎の一部も痛む。指に塩をつけ歯茎の手入れをする。今朝になって、歯医者に行かなくてはならない状態になっている。
ま、こんなかたちで私の「疲れ」が出て来た。若い人たちは歩いているときに、脚の痛みや筋肉痛が出てくる。だが、気になるのは、鼾をかくことと午前と午後の時間感覚を一時とは言え失ったことだ。「疲れ」が出てこないのではない。「身」全体に広がって現れているのだ。そんな感じがしている。いやはや。
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