2018年6月1日金曜日

久々の晴れ、気持ちはただ一筋


 このところ新しいお役目で、慌ただしい。月末と月初、役員交代の時期ということが大きく左右しているのには違いない。そこへもってきて、例年のルーティンワークをチェックして(こんなことを考えなければなるまいと)考えていたことが、じつはもうすでに事務処理段階に入っていると、わかったことも、いくつかあった。引継ぎが行われていなかったのだ。前理事たちからすれば、すでに「決定し」、事務職員に処理を指示したから、引き継ぐこととは思わなかったのかもしれない。だがこちらに捺印を求められると、「なにそれ?」ということになる。「管理日報」のチェックというのも、新発見の「お役目」だ。その内容を見ていて、坦々と進んでいる事務処理もあることを知る。


 その間を縫って、月の第一日曜日に設定されている「第一回理事会」の議題と議事資料の処理をしなければならない。これは「通常総会」で決議された今年度理事会の「課題」を整理し、取り組みの方針を提起しなくてはならない。加えて、7月の第二回理事会までのさまざまな事業のプランニングに目配りして、手配しなくてはならない。公式の「議事録」の出来を待ってはいられないのだ。新しい付設専門委員会の「公募」チラシ、そして実は「公募」では集まらないから「依頼」という、いわゆる根回しが必要になる。と同時に、付設委員会の発足に向けて「付託事項」を理事会で審議決定しておかねばならない。その立案。

 新しい付設委員会の委員長は、今年度の新しい理事なのだが、じつはこの方がこれまで3年間付設委員会のボランティア委員を務めている。彼が「付託事項」の立案をしましょうと、早々と4/3に「案」を私の送り届けてきた。ありがたいことだが、どこがどうなのかわからないが、いまひとつしっくりこない。たぶんこれは、彼と私のものごとの組み立て方の微細な違いが影響しているように思うのだが、いつか氷解すると思って、これまで放置してきた。いよいよそれに向き合わねばならなくなっている。

 ひとつは、はっきりしていた。前理事会もそうであったが、駐車場代金の値上げと修繕積立金の値上げを連動させて考えてきていて、それが私には理解できない点。私はこれを「付託事項」から除外すると考えている。

 もうひとつが、書き落とすうちに明快になってきた。彼は、専門委員会が「値上げ案」から「説明会」から「総会における決定」まで、すべて責任を持つスタンスなのだ。私は、専門委員会は理事会に具申する、理事会が「値上げ案」を決定し、「説明会」を取り仕切り、「総会での決定」をしようとしている。つまり、理事会が諸種の成案を「決定」できるように、「素案」を建言し、「資料」を提供し、援助をしてほしいと「付託事項」を選び出して、そう表現していった。もちろん、「ルーティンワーク」への支援を依頼することも忘れていない。私が参照した3年の達者である理事の「試案」も「付属資料」として付け加えて、議事資料をだいたい仕上げた。「なぜ駐車場料金値上げ」を「付託」しないのかも書き記してある。

 この最後のやつは、一度書いて組み込んでおいたのだが、今朝寝床の中で(もっとわかりやすく! 明快に!)と啓示を受けた。起きだして、その啓示にしたがって見出しをつけながら書き直した。たぶん、ぐうっとわかりやすくなったと思う。あとは、理事たちの受け止め方による。

 でも一件、プランが来ない。副理事長とあったときにそのことを伝えると(現役で仕事をしている方だからつかまるかどうかと心配しながらも)、担当者に問い合わせてみると快く引き受けてくれた。私は事務所で、昨年までの(ルーティンワークだから)書類を探してみた。事務所の方は「それは自治会案件だ」という。そこへやってきた前年度総務理事が、「ああそれは、総務担当だ」という。昨年は「でも、環境担当理事がお茶などを出していた」とも。たまたま草木の手入れをしていた自治会長とあったからその話をすると、「環境ボランティアは関係ありませんよ」と彼女の取り仕切り仲間の動きを紹介した。「いえいえ、去年は、自治会長のKさんが階段の掲示などをつくってましたよ」と、冒頭の事務職員の話に戻る。あれこれを勘案すると、要するに決まった部署が統括していたわけではない、とみえる。28年間、慣行的に行ってきたわけだ。そこで今年は、このイベントに必要な用具の出し入れやお茶のサービスは本部として、総務理事が担当する。作業内容の進行や終了は環境理事が(自治会関係者と話し合って)担当するとして、文面をまとめた。

 こんな調子。その間に業者とも会う。契約もすることになる。大がかりな住宅の日常管理を請け負う業者との契約の締結も済ませた。忙しいというよりも、つねにこの「お役目」のことが頭を離れない状況なのだ。シルクロードの旅も、三日目くらいのところで止まってしまっている。はたして落ち着いて書き続ける気になるかどうか。気持ちはただ一筋というのも、困ったものだ。

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