2019年9月20日金曜日

「女心と秋の空」


 来週の山は奥日光に泊って、太郎山と日光白根山の二山を登る予定であった。宿もとった。ところが、日光湯元の天気は悪くないのに、白根山の天気が「C」(不適)だ。風が強いせいかもしれない。とうとう宿のキャンセル料が発生する期限までよくならないので、中止にしようかと同行者へメールを打った。電話がかかってきて、「じつは体調が良くない」という。先週、鶴ヶ鳥屋山へ行った二日後に高尾山へ軽いハイキングをしたところ、調子を崩したという。夏の表銀座縦走が案外まだ、尾を引いているのかもしれない。白根山の日帰りならいけるかもしれないが、両方は無理だというので、まず宿はキャンセルした。日光白根山の天気が悪いなら、こちらはどうかと調べてみたら、富士山の西側、静岡県富士宮市の毛無山が「A」(適)だ。こちらにしようかと算段していた。


 ところが昨日の夜になって、台風がやってくるという。どこへくるの? いつくるの? と見ていたら、なんと来週火曜日には北海道にまで行ってしまっているようだ。ならば、ひょっとすると日光白根山は、台風一過で「A」になるのではないかと「てんきとくらす」を覗いて見ると、みごと来週水曜日だけ「A」になっている。行こ行こ。

 早速、西部地区の同行者は沼田経由で行く。南部地区の人を浦和駅で拾っていけば、現地の登山口で合流するのに、時間的に不都合はない。時刻を調べ、アクセスの案内を合わせて、先ほど送信した。ホントに「女心と秋の空」。目まぐるしく移り変わり、気が許せない。台風の進み方によっては、また一転するかもしれない。それを注視しておくことにしましたと書き添えて、「ご案内」を送った。

 やれやれ。もう女心に気遣うことはなくなった。せいぜいお天気に気を遣って、晴れた日に山へ行くくらいの贅沢を味わおうではないかと、思っている。もっともカミサンは、「前日に行って泊まって登ってくればいいのに」と、年寄りの登り方をにもっと念をいれよとアドバイスしてくれる。そうか、ならば下山してから泊まってくるのもいいかもしれない、とまた思案している。

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