2020年4月6日月曜日
テレ・ミーティング
いよいよ私の団地にも、新型コロナの脅威が押し寄せてきたようです。感染者が発生したわけではありません。ただ居住者には、現役の勤め人が多数います。
彼らは毎日東京へも出かけて仕事をし帰宅する、往来を繰り返しています。その彼らが「ウィルス」を持ち帰らないと想定する理由はありません。
毎月開かれる理事会や修繕専門委員会は、狭い部屋に十数人が集まって、まさに、密室、密集、密接の「三蜜」です。理事会は、メール、あるいは文書を通し、時間をかけて行うということになりました。それに伴い、私の所属する修繕専門委員会も、同様の処置をとることにしました。「テレ・ミーティング」というわけです。
それと同時に、2022年度末の完了を目指してすでに進めている給水管等更新工事の事業を、延期してはどうかと現理事長からの提案も出て来ました。オリンピックが一年延期になったこと、関係工事業界の状況がどうなっているかつかめなくなっていること、給水管更新が時日を争うほど切迫した工事ではないこともあっての「提案」だろうと思います。ただ、5月末には「定期総会」が予定されています。もし「延期」となると、議案書に書き込むことをふくめて、「決定期限」は迫られています。と同時に、その「工事」にかんして契約し(準備過程の話を)進めてくれているコンサルタント会社と、「延期が可能か」「その時にどのような事態が生じるか」をも、相談し協議しなければなりません。
しかもその協議を、テレ・ミーティングですすめようというわけですから、お膳立てをするだけでもいろんな手順を踏まなければなりません。理事長や修繕専門委員長の役割に、俄然、力が必要とされる事態といっていいでしょう。
すでにいくつかの「注文」がつき始めています。いずれも、「やりとり」を運ぶ過程で、どう「提案」が修正され、その修正に対しての意見をどの段階でどう組み込むか、と同時に、外部業者との折衝をいかにして丁寧に、齟齬をきたさないようにすすめるかということに対する気遣いです。つまり、委員それぞれの考える「協議」に関するイメージが込められて、委員長(のそれ)に対する「不安」がアドバイスの形で、やんわりと繰り出されているのですね。文字通り、積年の文化の差異が露わになっていると言えます。
初めての試みです。紆余曲折は致し方のないこと。失敗を恐れず、「やりとり」を取り仕切って下さいと私は意見表明をし、興味津々で成り行きを見守っていこうと思っています。
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