2020年9月20日日曜日

何が起こったのか?

 一昨日、スマホの画面がフリーズしてしまった。厳密にいえば、最初の表示画面はでる。それを開くと「緊急通報」と表示され、数字を打ち込むキーボードが下半分に現れる。

 スマホをつかっている友人に聞くと、ロックされてるから暗証番号を入れるんではないかという。入れてみると、「サインが違います」と表示される。あれっ? 違ったかなと、別の数字を入れる。やはりだめ。

 とうとう昨日、近くの販売店へもっていった。後で分かったのだが、携帯・スマホの販売店舗とアフターサービスをするショップというのは違うのだそうだ。でも販売店の「修理部」の店員は丁寧に応対してくれ、あれこれと動かしてみる。自分のスマホで何かを調べて、こうではないかああではないかとみてくれたが、手に負えない。お客様センターへ電話をして尋ねてみてくださいということになった。

 帰宅して「契約書」にある「お客様センター」へ電話をする。9分ほど待たされたが、担当者が出る。私のスマホと同じ機種を向こうでも用意して、こちらの症状を聴きながら操作している。そうして私に、やはり「暗証番号」を入れるようにすすめる。そのとき、契約時の私の暗証番号が、私の記憶にあるものと同じであるとわかった。だが、ロックが解けない。30分ほどもやりとりしたが解除できず、担当者は私の家の電話番号を聴きおいて「調べて、後でこちらから電話をします」と言って切った。30分ほどのちに電話がかかり、あれこれと手立てを講じてみるが、やはりうまくいかない。結局「安心サポート」の2カ月無料サービスに入って「サポートセンター」へ電話をかけて対応してくれとなった(「来月には解約してくださいね」と付け加えて)。

 教わった番号に電話をする。今度は30分ほど待たされて担当者が電話口に出た。同じようなやりとりをくり返す。SIMカードを抜いてみたりもした。SIMカードなしでも、スマホは動くことを知った。しかしカードをもう一度差し込んだときに、何処が不都合なのか、「SIMカードが入っていません」と表示が出るようになった。あれ? ムキを間違えたかなと入れ直してみるが、表示は変わらない。参ったなあ。結局解決できず、「端末補償」に電話をして相談してくださいと、電話番号を教えられた。もちろん電話をした。

 「端末補償」の方は、いくつか操作したことを訊ねた後、修理箇所をチェックして初期化して送り返す、修理がいくらになるかわかったところで、修理をするかどうかを尋ねるからご返答願う、代わりのスマホを送るからその便で手持ちのスマホを送り返してくれ、という。SIMカードのことを訊ねると「SIMカードは取り外して送ってください」と付け加えた。

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 結局4カ所の「専門家」は、「ロックが掛かっている」事実を承知はしたが、その解除の仕方はまったくわからなかった。むろん、なぜロックがかかったかも「わからない」。故障か、操作上のミスかもわからない。ブラックボックスと言おうか、今の時代の機器類は、リセットするしか出直す方法を知らないといえるようだ。2~3週間かかるという。

 困るのは、データ。昨日も今も、マナーモードにしている私のスマホが、ときどきブーッブーッと唸り声をあげる。メールが来ているか、LINEが来ているか。でも開けることができない。急ぎの話が来るようなアテはないからさほど気づかいしないで済むが、でも連休明けの山のことを電話でやりとりすることもある。その関係者にだけ、「目下、スマホ不通です」と知らせた。

 昨日一日それに振り合わされ、現代の「デジタル暮らしの方法」を学んだわけだ。とても馴染めるコトではなかった。

 何が起こったかわからない。一番ありうるのは、気づかずにどこかのボタンを推してしまい、ロックを掛けてしまったんじゃないか(そんなことがあるのか? とも)。それとも、どこかから不正アクセスがあって、それを察知してスマホが自動的にロックを掛けたのか。でも、解除の仕方くらいは、教えておいてよねとアナログ的に思うのでした。

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