2020年10月24日土曜日

コロナ対応の宿

 紅葉と小鳥を堪能した奥日光の宿は、コロナウィルス対応をしっかりしているなあと、好印象を持った。何がそう感じさせたのか、記しておきたい。

 泊まった宿は休暇村日光湯元。毎年、山歩きやスノーシューの宿として利用してきた。湯ノ湖畔の立地は満点。清潔感も抜群の宿。だが、コロナウィルス対策は徹底していた。なるほど「滅菌」と「三密対策」を、こういうふうに工夫しているのかと感心したことを箇条書きにしておく。


(1)入口に消毒薬を置く。マスク着用の注意書き。各所に消毒薬は置いてある。

(2)モニター画面に向かって検温を行う。

(3)フロントの順番を待つよう係員を置き、順番が来ると呼ぶ。

(4)夕食も朝食も開始時刻が15分刻み。その時間差で座席が緩やかに埋まり、ビュッフェ方式の部分も混みあわない。

(5)マスクの「一時置き」用の挟み紙を用意。使い捨て手袋の箱を各テーブルに置き、ビュッフェに採りに行くときには、着用するようにウェイターが声をかける。

(6)夕食のメイン料理は係員がテーブルごとに配膳する。ご飯や汁物、飲み物、若干のお好みの品々はビュッフェ方式で各人が取りに行く。

(7)朝食はほぼすべてがビュッフェ方式だが、これも混みあわない。お二人様と団体様との会場を分けていたようにも思う。食事が終わったテーブルの片付けと消毒などは、一つひとつ念入りに行っていた。

(8)風呂の入口のスリッパ置き場を16人分に制限している。それ以上になると入らないで下さいと、注意を受けた。じっさいには8人くらいが入浴していたが、10人を超えることはなかった。

(9)部屋の清潔感は、いつもと同じであった。


 フロントや売店会計のビニールカバーなどは、街のスーパーなどと同じにあった。これが決め手というような大げさなことではないが、丁寧に「滅菌」と「三密」に気配りしていることが伝わる。宿が古いと、それだけで大丈夫かなという気持ちになりかねないが、建物の清潔感に加えてコロナウィルス対策をしていますという心持が加わり、安心して泊まることができた。

 なんとかこれで、この冬のスノーシューも実施したいものだと考えている。

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