2020年8月1日土曜日

今日から八月


 八月になりました。日々の天気をみていると雨続き。とても夏が来たとは思えませんでしたが、今朝の陽ざしを受けると、おおっ、夏だ! と、つい喜びの声が出ます。
 まず、山靴を洗いました。雨の中を歩き、すっかり湿っています。カビも生えてきています。泥を落とし、底の減り具合をチェックして、斜面のグリップに思いを馳せます。
 ウォーキングシューズも中敷きを出して、梅雨場のお疲れを取り払うように洗い落とします。靴底もすっかりすり減って、いやはやご苦労さんでしたねと足下の貢献に(声には出しませんが)いたわりの声をかけています。

 
 いつもの山仲間から、テントを担いでどこかへ行きませんかと声がかかりました。
 いいですねと「10日間天気」を調べてみたら、二日連続して雨の無い日が、関東にはありません。奥日光も、野反湖も、武尊山の水上近辺も、袈裟丸山や皇海山方面も、一日だけなら曇りとか晴れはあるが、二日続けてがないのです。TVの天気予報は、8/2から晴れ続きと表示が出ているのに、どうしたことでしょう。
 山を越えたらどうか。ありました。越後湯沢に入って昔の塩沢町、今の南魚沼市清水の巻機山辺りは、8/4と8/5がつづけて曇りと晴れ。降水確率も30%~20%と低く、降水量は0mm。巻機山麓キャンプ場というのは、いまもあるだろうか。これもあった。料金が20年前と変わらない。
 早速行きましょうと声を掛けたら、「このところ歩いていないから、巻機山の10時間の行程、標高差1200mは自信がない」と返って来ました。私と同じ年齢の、77歳。彼の方が半年若い。そうか、自信ということになると、私にもあるわけではない。でも逆に考えると、この巻機山のような行程の山歩きができるのは、私にとっては今年が最後かもしれない。では来年にまたということができない歳なんですよね。となると、行かざるべからず。
 
 登山口のテント場まで車で3時間ほど。若い頃なら日帰りをしたでしょうよ。だがこの歳で、山歩き10時間の外に運転だけで往復6時間はきつすぎる。テントでも宿でも一泊して、のんびりアプリ―ローチして帰宅する分には、明るいうちに帰着できる。もし疲れが出たら、もう一泊して、翌朝テント場を出て、3時間の運転をしてもかまわない。テント泊というのは、そこがいいんですね。
 そういうわけで、今年の私の夏の山は巻機山になった。新潟県がはたして「来ないでくれ」というかどうか。久しぶりのテント泊ですから、用具を全部チェックしなくてはなりません。ま、車に寝ても構わないことですが、テント一式のほか、調理用具、寝具の類、夜の照明など、結構面倒なんですね。それを面倒と思わず、それも楽しみのうちと考えて、やってみるのがテント泊です。わずか一泊か二泊の自力避難生活の第一歩と考えて、準備に取りかかりましょう。
 何しろ今日から、夏ですもの。

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