さいたま日赤病院へ運動機能検査(負荷心電図)の結果を聞きに行った。検査日の2/15も、雨であった。病院へ行くときは今日も雨か。車で向かう。
9時に受付の機械に診察券を入れ、何番窓口に行くか指示を受ける。みると、「心電図」をとることになっている。えっ、また?
検査室前の椅子はどれもいっぱい。付き添ってきている人も多いから、皆さんが患者というわけではない。杖をついた人、車椅子の人、静かに待っている。血液検査をする人もいて、つぎつぎと検査室へ呼び出され、入れ代わり立ち代わり座る人は変わっていく。最初の時同様に、本を読んで待つ。心電図も、30分ほどで呼び込まれた。
検査技師は「少し長くとってくれと言われてますので」と断って、心電図をとる。不整脈という、脈の途切れが、いつ、どのように出て来るかわからないからだろう。
終わって、指定受付へ行き、診察室の前で待つように言われる。ここの前の椅子も、いっぱいになるほどの人が座っている。20分ほどで診察順番が表示され、部屋に入る。医師は、デジタル画面をみている。画面には私の名を記した、数値いっぱいの検査結果表が映し出されている。
「う~ん、何も問題ありませんね。どこも悪くありません。これまで通り、山へ行ってもいいですし、生活も何かに用心することもありません。」
「T先生にはこちらから手紙を送ります」
と、ここを紹介してくれた循環器専門医である私のかかりつけ医の名を告げて、以上、終わり! であった。
礼を言って退室。450円の診察経費を払って帰ってきた。病院の滞在時間は1時間半。ま、不整脈というのがそもそも、自覚症状がない、無症状の、ステルス病だから、それでいいのだが、なぜかちょっとがっかりしている自分に驚く。
何かあった方がよいと思っていたわけではないが、ひと月半ほどかけて、3回も通った挙句に、「どこも悪くありません」では、通い甲斐がないってことか。病気の方がよかったのかと言えば、むろんそんなことは、ない。ヘンなの。
雨が落ちてきたのは、帰って来るとき、ぱらぱらと、ちょっとばかり。風が強まっている。11時には帰宅していた。
午後になって、本格的に雨が落ち始め、夕方に向けて風雨が強まる。家に当たる風の音がまるで台風のようだ。音だけ聞いていると、不安になる。
だが、明日の山は「快晴」。行かざるべからずと、地図を打ち出す。緊急事態宣言が解除されれば、奥日光の雪の山にも足を運ぶから、たぶん今回が県内自粛山行としては、最後になるだろう。
*
とメモした夜の8時半ころ、一本の電話があった。今日診察した医師から。
「心拍数に問題はなかったが、負荷心電図の波形がちょっと気になるので、追加検査をしたい」
という提案。もちろん了承。わが心臓の不思議は、延長戦へ持ち込まれることになった。
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