2021年7月13日火曜日

デジタル難民の必要経費

 このところの天気の不安定は、梅雨明け間近の証なのだろうか。昨日(7/12)の午前中は、陽ざしの暑い晴れだったが、午後になると曇り空、2時ころには雨が落ちそうになって洗濯物を取り入れた。そのすぐ後に雷雨がやって来た。土砂降り。

 PCの調子が悪いと以前にも記した。後継機を用意しておかねばとgoogleのChromebookを手に入れた。g-mailの送受信以外に、現在使っているmail-アドレスの送受信もできるようにしておきたいと考えたのだが、どうやったらいいかわからない。後継機を手に入れたお店にもって行って、手を貸してもらう。1年間1万何がしかのサポートサービスは受けるようにしている。

 既得mailのプロバイダから示されたアカウントやパスワードは用意していた。店舗のお姉さんは自身のスマホの何かをみながら、Chromebookのg-mail画面を開いて、どこをどう操作すると指示してくれる。プロバイダのHPを開いて私のページに入り、そちらの同意を取り付けるようにいろいろと切り換えなければならない。送受信のPOP3をどうするといったあたりから、なにをどうしているのか(私には)わからなくなる。

 このメールアドレスは20年以上も前に手に入れたもの。その後にプロバイダ自身が、世の中のインターネットの変容にともなってやりとりの方法を換えていっているから、私の手元にある「それ」が役に立たない。いつも私が行き詰るのは、そこだ。

 お姉さんは、表示画面の送受信機能に表示される「アカウント(?)」を別のものに切り替えるよう指示する。切り換えるが「違う」という表示が出る。その右側に小さな小窓があって、そこに表示された三桁の数値を、別の数値に切り換える。それでも、次の段階へ移行しない。ひょっとするとと、画面のなかに記されている4文字のアルファベットを「アカウント」に入れてクリックすると、「次へ」の画面が出て、プロバイダから何かが送信されてきた。

 送信されてきた文書には、小さな文字でいろいろと書いてある。眼鏡を取り出して子細を読む。そこに送られてきた8桁の数値をコピーして、g-mailの要求するスペースにペーストすると、手続きが完了した。

「サポートサービスは電話でやり取りできますから」とお姉さんは言う。だがこれは、電話ではわからない。使われている用語自体がわからない。アカウントとID、メールアドレスとパスワード、さらに本パスワードといくつも、「わたし」を表す用語が並ぶと、何処にどれをどう使っているのかさえ、わからなくなる。バカの壁と言えば、それまでだが、こちらはアナログ人間なのだと、つくづく思う。

 ともかく、既得メールの送受信ができるようになった。気が付くと、おおむね1時間も、サジェストしてくれたことになる。

「また困ったことがあったら、いらっしゃいませ」とお姉さんは丁重だが、これで、chromebookのあれもこれも、使い方を教わるとなると、1万何がしかのサポートサービス料金も、高くない。

 そうか、デジタル難民の必要経費か。そう思った。

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