昨夜(10/7)下からドンと突き上げる感触に眼をさます。うん? と思うまもなく、ぐらぐらと揺れがはじまり、おっ、おっ、これは大きいと身を起こす。何かが落ちる音がする。「ここが一番安全だから」とカミサンも目を覚ましたようだ。
私はリビングへいき、TVをつける。10時41分。なんだ、まだこんな時間なんだ。熟睡していた私が、可笑しい。震度5弱。東日本大震災のときと同じ震度。だが、十年前は揺れが長かった。パソコンを打っていた部屋から飛び出して、揺れが収まるまで部屋の入口でしばらく立ったままであった。だが、今回は、震源を確認しただけで、すぐまた寝に就いてしまった。その程度。
私の住む緑区は震度5弱、隣の浦和区は震度4。緑区の南隣、川口市は震度5強、25km程北に離れた宮代町も震度5強。その間に挟まれた緑区は震度5弱。更に北側の間に挟まれた越谷市や春日部市は震度4。なんの違いだろう。断層が走る箇所に近いか遠いかだろうか。75km程下の直下型というから、地盤の堅さと揺れの伝わり方が関係しているのだろうが、堅い方が強く伝わるのか、柔らかい方が良く揺れるのか、それがわからない。ま、どちらにしても、今いるここからどこかへ引っ越すわけにはいかないから、関東大震災2・0がやってくるまで、待つしかない。ま、それまで寿命があっての話だけどね。
朝になって、昨夜すでに、関西の兄弟からメールが届いていたことが分かった。あんな時間に、皆さん起きているんだねと感心しながら返信を打つ。電話も来る。ちょうど転んで傷ついた傷口に白血球が集まるようなものだ。もちろんそれで、手当になっている。
古い大陸に暮らす(地震を体験しない)人たちは、こうした揺れに驚くらしい。だが私は震度5弱にはこの程度の反応しかしない。それが私の心の習慣。いいことかまずいことかは,後になってみなければ分からない。用心に越したことはないと、人は言うけれど、どこに越すラインがあるのか、心の習慣が決めるのだとしたら、慣れ親しむというのも大概にしないと、大怪我の元になる。
何週間かは,大きな地震に注意して下さいと、TVが報道している。そろそろ来てもいい頃合いだと研究者は考えている。こちらは、ケセラセラですね。
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