1年前の記事「目の付け所に舌を巻く」が、ブログサイトから送られてくる。読んで,1年後の感想を記してみようと,お誘い付き。サイト主催者が,どういう意図でこういうサービスをしているのか知らないが、私は自らを対象化してみる機会として、好感している。
一年前のこの記事を読んで、そうだ、こういう本に出逢いたいがために、本を読んでいるのだと、改めて思った。読み始める時の「動機」が,読み進めるにしたがって修正され、あるいは別次元の関心が付け加わり、読み終わった時にそれもまた修正されて、書名の表現しているテーマが、じつはこの本の実在そのものという感懐をもたらす。これって、ちょっとした「世界」の旅をしたような気分を醸す。
でも、わずか一年で、そう書いたことも忘れてしまっている。これが、年寄りの健康な状態。常態。ときどき、「1年前の記事」って、思い出させてくれるブログ運営者の手を借りて、感懐を新たにしている。ありがたいことだ。
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