2021年11月17日水曜日

山の「要介護」から「要支援」へ

  おや? 雨になるのかなと心配させたお天気も、雲がとれて日差しが入るようになった昨日、田島ヶ原のサクラソウ自生地へ出かけた。カミサンが植物観察の案内をするというので、車で送り、私は秋が瀬公園の北の端まで往復を散歩した。

 久しぶりに山の会の方にも出逢った。4月に私が山で事故を起こしたとき、傍らにいて救助を要請し、入院するまで付き添ってくれた方。私が元気そうなのを見て、「あさって山の会の人たちと秩父へ行くことになっているけど、来ませんか」とのお誘い。「お弁当ももつから、手ぶらで来て」と付け加える。

 あははは。そう言われて気づいた。そうか、山にも介護度があったか、と。

 となると、4月の遭難時は、「介護度4」。救助してもらわねばならない状態にあった。

 入院して家に戻り、リハビリに通い始めるときは、「介護度3」。1時間ほど歩いてクリニックへ行くのに、カミサンがついてきた。じっさい、着くまでに何度か休んだ。肩が張り、腕が重くなって歩けなくなったのだった。

 7月くらいかな、かなり恢復し、日光白根山の中腹を4時間くらい歩いてみた。途中やはり肩が凝り、腕が重くなって休むことになったが、それでも4時間、何とか歩ききった。「介護度2」ってところかな。

 そうやって考えて見ると、今は「介護度1」の段階か。平地を歩く分には、5時間ほど歩ける。腕の付け根が張ることはあるが、リュックを持ち替えるなどすれば、何とか凌げるようになった。旅に出ても、荷を持つのに難儀することもなくなった。

 山の会に方にそう告げると、傍らにいたカミサンが「要支援よ」と一つ階梯の次元を変えた。そう言えばそうだ。ことに一昨日のリハビリから後、腕の付け根が楽になっている。今少しつかえる感触が残っているし、思うように後ろへ腕が回らない不都合はあるが、ま、日常生活には不便しない。後は歳のせいですよといえば、みんなそうだと思える程度になった。

 ほぼ恢復か。リハビリの回数も、減らしていいかもしれない。そんなことを思いながら、1時間50分の散歩を終えた。9kmの歩行、1万2千歩。汗もかかず、寒くもない。

0 件のコメント:

コメントを投稿