昨日、散歩を兼ねて買い物に出た。カミサンと一緒に行き、私は荷物の運び屋。途中、植物の色合いの変わり具合や蜜柑や柿の実り、サザンカの花などを観ながら往復1万歩ほどを歩く。ところが往きの途次、ふ~っと肚の力が抜けて行くような気分に襲われる。(あっ、これって、低血糖だ)と思った。
いつであったか、もう十五年以上前になるが、同年齢の友人たちと御岳山に行ったとき、御岳神社に上る階段の手前で、一人がしゃがみ込んでしまった。当人は「低血糖だ」という。糖尿病の彼は、ときどきこうした症状が出るらしい。同道していた奥様が飴だったかチョコだったっかを出して食べさせ、しばらく休んで恢復した。その後は、皆さんと一緒に歩いて何の不都合もなかった。
そうか私にも、糖尿の気が出てきたかと思った。だがカミサンはすぐに昨日の私の食事を思い出し、カロリー不足よと言った。そう言われて気がついた。昨日のお昼は、「こんにゃくバイキング」であった。そして夜7時過ぎに帰宅して、カップラーメンを食べてお酒を飲んで済ませた。カミサンはお昼の後のコーヒーショップでクレープとクリームの大きな盛り合わせを食し、その残りを持ち帰って帰宅後の夕食にしたのであった。朝は、いつものように軽くヨーグルトとサツマイモを頂いたが、それがカロリー不足になっていたとは気がつかなかった。
買い物先で、甘い栗の和風ケーキを買って口にし、ベンチでひと休みして元気が出てからリュックに買ったものを詰め込んで、歩いて帰った。
こんなことは初めて。山歩きをしていた頃は、いつもリュックに飴かチョコか、行動食を入れていたが、いまそれは眼中になかった。歳をとると平地の散歩にも、そうした用心が必要だということのようだ。
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