2022年11月9日水曜日

立冬に小春日和の便りあり

 山の会を事実上閉じてから1年半。会員であったMさんから元気で歩いていると便りがありました。ちょっと紹介します。

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F先生、お元気ですか。ようやくハイキング日和となり、私たち三ババ(MOM)が動きだしました。男衾緑地公園では二度咲きの山桜と再会中間平へは「風のみち」遊歩道を清流の風布川沿いに進み飛び石づたいに川を渡ります。M澤さんが大きなアケビを見つけました。23日は風布みかん山でみかん狩り、短い秋を楽しみます。ふかや花園にてアウトレットがオープンしてから時間帯によっては混雑するようになりました。先生はどんなあきを楽しんでいるのでしょう。

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 山の会で歩いているときから、山歩きのセンセイと呼ぶのです。「やめてよ、せめて師匠って呼んで」といってきましたが、十年経っても変わりません。MOMの3人の方々はひょっとするともう後期高齢者入りしたでしょうか。団塊の世代、山の会の女性陣では二番目に高齢な人たちです。山の会を再開して、という請求書のようなものでしょうか。それとも事故で歩けなくなった私への激励でしょうか。でも、自分流の歩きをしているようですから、もうガイドは必要ありませんね。返信を書きました。

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Mさま

 立冬の日に、小春日和の自然に浸ってゆったりと過ごす三婆の佇まい。

 いいですねえ。これからの冬を過ごす元気が湧いてきます。

 お便り、ありがとうございました。

 四国のお遍路から帰ってきてからも、右肩と腕の動きが重いリハビリは続けていました。これが頸随損傷の名残なのか、歳のせいなのかわからないといったところです。足腰は不都合ありませんから、歩くことだけはつづけています。4㌔離れている浦和駅、往復10㌔のリハビリ・クリニックなどは、歩け歩け。

 かなり元気が回復してきましたので、何年も前からかかえていた左手掌のデュピュイトラン拘縮というハイカラな名の障害を手術することにしました。デュピュイトランというのはナポレオンに仕えていた爵位をもったフランスの外科医。その方が発見したのでこの名がついている(その由来もまたなかなか興味深い逸話が残っていますが)手掌の引きつりを治そうというのです。7月半ばに手術して、もうすぐ4ヶ月になりますが、いまだに左手掌は折り曲がらず、名付け親に因むのか、ちょっと拗けた結果を直すリハビリに、やはり往復10㌔の道を週2回のペースで歩いて通っています。

 十月に八十歳になりました。O田さんやカクさんはもう81歳。男の平均寿命です。ま、彼らは平均的な男ではありませんから、ここまで来れば、長生きする方になりましょうか。私は憎まれっ子でしたから、くたばりません、逝くまでは。

 コロナの第七波も今が底かも知れません。第八波もやってくるそうです。負けずに、自助で何とか頑張っていきましょう。

 日々ボーッとして本を読んで暮らしています。ひねもすのたり。いい日和です。

  2022年11月9日 F 拝

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