去年の10月23日、「どうしているか、乞う連絡」と、このブログに書いた。
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タイに住む私の友人からの連絡が途絶えて、半年になる。
十二指腸の辺りに腫瘍がある。良性か悪性か検査をしたら、このまま様子をみようという医師と手術して除去した方が良いという医師の意見が違った。タイの医療の水準は高いから心配はしていないが、言葉が通じないところがあるから、タイ人の女房に立ち会ってもらって、今やりとりをしている。そういうメールが3月から続き、4月11日に「手術を受けるために入院する」とメールがあってから、連絡が途絶えた。コロナウィルスの影響もあって、往来はできなかった。
それ以降何度かメールを送信したが、返答がない。9月には私のスマホが故障して、古いデータが消えてしまった。彼のメールアドレスは残っているが、相変わらず応答がない。奥さんが読めるように英文のメールにしてみたが、やはり何の反応もない。
去年の今頃であったか、彼のPCが故障してやりとりが途絶えたときに、このブログで(彼にはわかる方法で)メッセージを送ったら応答があった。半年を経て、同じようにYさんに呼び掛けてみる。Yさん、あるいはYさんの消息をご存知の方は、お知らせください。
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しかし、なしのつぶて。年が明けて、ふと思い立った、やはりYさんと親しくしていたY105さんに「何か知っていたら教えてください」とメールを送った。2月だったかにタイにいるYさんのメールを教えてというので、Y105さんとやり取りしたことを思い出したのだ。
Y105さんから電話があり、隊のYさんの4月の様子について少しやりとりを交わした。Y105さんがタイへメールを送って返信が来るかどうか、様子を待っているようであった。
そして昨日、タイから応答があったと、Y105さんから電話が入った。応答は3通1通は空メール。跡に2通に、病状のことを書き、訂正するという文面だが、今も症状に苦しんでいるのか、一点鎖線のような書き方だったそうだ。
でも、よかった。半年以上途絶えたうえに、私のスマホが壊れて、やり取りができなくなっている。スマホは修復したが、タイからの応答はないから、Yさんはすでに彼岸に渡ってしまったのかと思ってさえいた。それが、生きている!
だが、尋常ではなさそうだ。一点鎖線というのは、Y105さんの話を聴いた私の印象だ。重い患いのもたらす痛みに、ひょっとしたらモルヒネでも処方されているのだろうか。だから、こちらから送る文章も読み続けられない。まして返事を書くというのも、途切れ途切れになる。それが一点鎖線だとすると、このブログを見て、応答することができないのは、当然と言えば当然である。
コロナウィルスのこともあって、往来が制限されることもあって、日本に帰ってくることが適わない。もし帰国したら、今度はタイへ渡ることができなくなる。そういう苦衷を抱えてもいるのだね。
でもとりあえず、生きていることはわかった。今後の回復を待って、言葉が交わせるようになることを祈ろう。
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