2021年9月16日木曜日

seminar実施もハラハラドキドキ

 今月末のseminarを実施するかどうか、判断を迫られた。7月の時よりも感染者数は減っている。ワクチンを二度接種している高齢者ばかりの集まりだ。

 そこへ持ってきて、seminarの言い出しっぺの一人、「同窓生の交差点」を担ってきたHくんが「肺に膿が溜まって」入院した。私は「言い出しっぺ4人の誰か一人に何かあったときが、このseminarが終わるときです」と『うちらあの人生、わいらあの時代』に書いた。いよいよ終わりの時が来たかと肚をくくった。

 幾人かの方にHの変事を知らせた。皆さん心配すると同時に病状のことなどを調べたり、知り合いの医師に聞いて、「肺炎より重い」などと知らせてくれた。seminar言い出しっぺのほかの一人は、Hがいなくては今月のseminarはできないなと口にした。ところが別の方が、「(こういうことがあるから)会えるときに会っておきましょう」と激励の言葉をかけてくれた。それで、実施することにした。

 集まるに当たって、最大限の自衛措置を講ずることは、前回同様、身についている。皆さんそれぞれに気遣っているらしく、すぐに出席の返事をくれた方もいるが、ギリギリまで様子を見るという方もいた。あるいは、参加者が少なければ、取り消しますと条件をつけて、出席の連絡をくださった方もいる。その返事の集まり具合が、ハラハラドキドキしている気配で、いかにも経験を積んだ後期高齢者の体感を表現しているようで、頼もしくも面白い。

 こうして実施を決断し、皆さんに「案内」を送った。

 今回は、seminarのあとに「近況報告」の時間をも設ける。会食をしながらになるが、個別の歓談だけでなく、一人一人皆さんに「近況報告」をする。「会えるときに会っておく」ことの実を体現するためだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿