昨日(2/1)、3回目のワクチンを接種した。2回目を打ったのが6/30だから、7ヶ月経った翌日。つまり正確に8ヶ月目の初日であった。1回目、2回目と同じように接種の10分前にクリニックに行き、順番に接種して、15分経過観察をして帰宅した。
2回目までと違って、「(接種当日)風呂に入っても構わない」という。2回目の時は6月の暑い日であったから、シャワーで済ませた。今回もシャワーだとしたら、ちょっと冷えると思い、風呂は入らないでもいいかと思っていたから、湯船につかってゆっくり体を温めることができた。食べ物の制約もない。でも、晩酌はせず、副反応を懸念して温和しくしていたってワケ。
今朝になって、左腕の注射した辺りに痛みがある。そうだ、2回目の時もこんな軽い痛みがあった。同じタイミングで接種したカミサンは、加えて腕がヒヤヒヤする、微熱でもあるのかなとぼやいている。今日は外の予定がなかったから、植物の観察に出向こうかと話していたのを中止して、静養することにした。
そういうわけで、近所のスーパーの安売り品を私が買いに行った。朝から取り組んだ週一便の定例ハガキを作成し、併せて期限の来ている図書館の本を返却するべく、郵便局と図書館に向かう。ついでに、書き損じの年賀葉書を通常葉書に交換。さらに、思いついたのでついでになったが、お年玉葉書の当選を調べて取り替えてもらいに行った。いつもの年なら数枚はあるのに、今年は1枚しかない。百何十枚きて1枚というのは、ついてない訳だが、までも、1枚あったのがラッキーってことだろう。
図書館は、そこそこ人は来ているがいつもながら静かであった。30分ほど雑誌に目を通し、予約していた本を受けとり、さらにカミサンのために小説を2冊借り受けてかえってきた。風が強いと聞いていたのだが、さして吹かず、日差しを辿って歩いている分には、カラダも冷えず心地よい。
お昼を済ませてから、フランス映画「天井桟敷の人々」の録画を観た。1945年制作というのにちょっと驚いたが、面白かった。フランス社会の文化的な階級差を、劇場の客席の位置と演目への反応とで示して、展開するのはなかなか興味深かった。
そうそう、ワクチン接種後の待機時間に、看護師がきて、打ったワクチンがファイザー社製のものと示した上で、その隅の方の「有効期限2022年1月31日」とあるのを指し示す。打ったものは有効期限を過ぎたものだという。そして別のプリントを一枚取り出す。この期限が「2022年4月30日」まで「接種に活用して差し支えない期限」として、3ヶ月延長された日付を記載している。延長を記したプリントは「有効期限の取り扱いの情報については、以下の厚生労働省HPにも掲載することとしていますので、ご参照下さい」と、断り書きがある。印刷物の発行元は記載されていないが、厚生労働省だろうと推察できる。何故かは、説明もない。この期限延長のプリントには「2021年9月30日」から始まっていて、2022/2/28分までのワクチンがそれぞれ3ヶ月延長と記している。昨日、今日、始まったことではないのだ。
ま、私が接種したのは「有効期限」の翌日だから、一日くらいいいかと思って済ませることができたが、3ヶ月後の方は「う~ん」と呻ってしまうんじゃないか。でもどうして、こんな期限オーバーが生じているのだろう。
高齢者の接種が8割を超えたとどこかで報道していたから、打ちたい人が打てないってことはなかったのかも知れない。3回目接種を早くしたらということはずいぶん前から言われていて、でもそれが8ヶ月経たないと打てないというのは、すっかりワクチンが足りないからだと思っていた。だのに、この「有効期限切れ」というのは、どういうワケだ?
推測するに、「3回目接種は8ヶ月後から」と最初に期限を設けたのが何処なのか知らないが、それが全国津々浦々に「お布令」として通達せられた結果、期限まで打てないで有効期限を過ぎてしまうことになったのではないか。しかも9月分からの一覧があるということは、自民党の総裁戦後の政府首脳の交代と衆院選挙に掛かりきりで、ワクチンのことなど行政府は忘れていたんじゃないのか。思えばちょうど第五波が(なぜかわからないが)減少し、(今振り返ると)感染拡大が底を打ったのが11月初めであったか。政府もメディアも、ワクチンが余っていても、しかも世界の多の国ではブースター接種がどんどん進んでいたというのに、それに注意を払わないで、「(接種を)早めます」というリップサービスばかりを首相は記者会見で発表していた。なんだ、これは!
メディアでは、2回目接種の抗体が有効なのは5ヶ月などと報道されていたから、6ヶ月というのは妥当な所。なのに、捨て置かれて、第六波が驚くほどの勢いで伸びているときにやっと高齢者の3回目接種が始まった。日本の行政組織は、本当に硬直しているんだね。そう感じる。
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