手の平の腫れが引かない。餅がくっついたような感触があり、親指の根方を押すとピリピリと人指し指の先まで軽い痛みが走る。痺れって、これをいうのだろうか。医者は指を一本一本曲げては伸ばせというが、左手の指は第一関節も第二関節も曲がらない。右手で包み込むようにして曲げると関節が折れそうなほど痛い。ただ、左手の甲の晴れがなくなり、しわしわになってきた。日にち薬っていうが、じわりじわりと良くなっているのだろうと思うしかない。
30日にはコーヒー豆を買いに行った。いつもなら歩いて行くほどの5㌔だが、この暑さでは途中で音を上げそうだ。自転車は29日に試して危なっかしいと分かった。車はどうか。左手の操作はオートのギアチェンだけ。左手のハンドル操作は押さえているだけで用が足りる。自転車よりは役に立つ。ただ押さえて力を入れるとき親指の根方のふっくらとした部分を使うとピリピリと人指し指に響く。いつものようにはできない。ゆっくりと走らせた。
昨日は7月最後の日。3.5kmほど離れた生協へカミサンが買い物に行く。私は散歩がてら荷運びをしようとついて歩く。暑いから午前9時ころに家を出たが、踏み辿る日陰がそれほどない。ゆっくり歩を進めながら、ふり返るとかみさんがいない。おや、どこかへ置いてきてしまったか。角の木陰に身を置いて100mほど無人の歩いてきた道路を眺めていると、20mほど手前の家の脇からひょいと姿を現す。ン?……。何か目に止まった植物に誘われて吟味していたのだろう。何か話していたが、暑さに蒸発してしまったように耳にとどまらない。
主要道を2本横切り、農地や林の残る住宅街の細い道を40分ほど歩いて生協へ着く。人が多い。冷凍餃子が1パック50円も通常値段より安い。牛乳も安いとあって、餃子と牛乳を買ってリュックに背負い、私は先
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